グラウンドゴルフに、審判は置きません。ゲーム中の判定は、プレーヤー自身が行います。
これは公式ルールで決まっています。迷った時は、同伴の方に同意を求めます。それでも決まらない時は、公式ルールを見ます。
この記事では、その手順を順番にご説明します。はじめての方でも、その場で困らないようになります。

グラウンドゴルフに審判はいない。これが基本です
公益社団法人 日本グラウンド・ゴルフ協会の公式ルールには、こう書かれています。
第15条 ゲーム中の判定
ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行う。ただし、判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求める。
つまり、判定する人は決まっています。自分です。
ボールが止まったかどうか。線を越えたかどうか。どれも、打った本人が見て決めます。
協会は「グラウンド・ゴルフとは?」のページでも、同じことを書いています。「ゲーム中の審判はプレーヤー自身が行います」とあります。
なぜ審判を置かないのでしょうか
理由は、だれでも手軽に始められるようにするためです。
審判が必要だと、人を集めないと遊べません。公園でも、庭先でも、すぐにできる。それがこの競技の作りです。
そのかわり、一人ひとりが正直に数えることが前提になっています。ここが、この競技のいちばん大事なところです。
自分と同伴の方で確かめる手順
実際の流れは、次の3つだけです。順番に進めてください。
- まず自分で見て決めます。打った本人が、ボールの止まった場所を確かめます。
- 迷ったら、同伴の方に声をかけます。「これは入っていますか」と聞きます。同意をもらえれば、それで決まりです。
- それでも決まらない時は、公式ルールを見ます。お手元のルールブックか、協会の公式ページで確かめます。
この3段階を覚えておけば、だいたいの場面は収まります。

声のかけ方の例
言いにくい時は、短く聞くのがこつです。
「いま、動きましたか」「ここから打ってよいですか」。これだけで十分です。
自分に不利な時ほど、自分から申し出ます。それが気持ちよく回るこつです。
判断に迷った時の決め方
よくある場面と、その決め方をまとめました。
| 迷う場面 | だれが決めるか | 決め方 |
|---|---|---|
| ボールがホールポストに入ったか分からない | 打った本人 | 近づいて見る。迷えば同伴の方に同意を求める |
| 打数を数え間違えたかもしれない | 打った本人 | 多いほうで数える。あいまいな時は申し出る |
| ボールが動いたか分からない | 打った本人 | 見えた通りに言う。同伴の方に確かめる |
| 打つ順番が分からなくなった | その組の全員 | 声に出して確かめ、決めてから打つ |
| ルールの読み方が分かれた | その組の全員 | 公式ルールを見る。その場では多数で決めない |
迷った時の目安が、もう一つあります。自分に厳しいほうを選ぶことです。
打数は多いほうで数える。有利な解釈は取らない。こうしておけば、後でもめません。
もめた時にどこを見るか
話が分かれたら、人ではなく、書いてあるものを見ます。
見る先は、公益社団法人 日本グラウンド・ゴルフ協会の公式ルールです。協会の公式ページで確かめられます。紙のルールブックもあります。
その場で思い出せない時は、先に進めて後で調べる形でもかまいません。大事なのは、記憶ではなく原文で確かめることです。
声の大きい人の意見で決めないこと
経験が長い方の言うことが、いつも正しいとは限りません。
年に何度か、ルールの細かいところが改められることもあります。古い覚え方が残っている場合があります。
ですから、迷った時は公式ルールに戻ります。これが、だれも悪者にならない決め方です。
個別の反則や打つ順番については、グラウンド・ゴルフの基本ルールの記事もあわせてご覧ください。
距離や8ホールの決まりも、自分たちで確かめます
「距離は誰が測るのか」と聞かれることがあります。これも、審判ではありません。
公式ルールの第16条には、標準コースがこう定められています。
第16条 標準コース
標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する。
50m、30m、25m、15mを、それぞれ2ホールずつ。合わせて8ホールです。
ただし協会は、場所によって距離やホールポストの数を自由に設定できるとも書いています。公園の広さに合わせて短くしてよいのです。
ですから、回る前にその場の距離を確かめます。係の方がいなければ、みんなで見て決めます。

大会では、係の方がいることがあります
ふだんの練習に審判はいません。けれども大会では、進行を助ける係の方が置かれることがあります。
呼び方や役割、どこまで判定するかは、大会ごとに違います。この記事で一律にはお伝えできません。
ですから、申込みの案内と当日の説明でご確認ください。開会式で説明があることが多いです。
分からないことは、始まる前に聞いておきます。打ってから聞くより、ずっと楽です。
よくある失敗と、その直し方
失敗1 自分に有利に数えてしまう
無意識に少なく数えてしまうことがあります。審判がいないので、だれも気づきません。
直し方は、打つたびに声に出すことです。「2打目」と言いながら打ちます。これで数え間違いがほぼ消えます。
失敗2 黙って自分だけで決めてしまう
迷ったのに、何も言わずに進めてしまう形です。後で「さっきのは」という話になります。
直し方は、その場で聞くことです。第15条にある通り、迷った時は同意を求めるのが正しい進め方です。
失敗3 その場の話し合いだけで新しい決まりを作る
「うちの組はこうしよう」と決めてしまうことがあります。次の組と食い違います。
直し方は、公式ルールに合わせることです。どうしても変える時は、回る前に全員で確認します。
失敗4 同伴の方の判定を直そうとする
人の打数を数えてあげる必要はありません。判定するのは、その方自身です。
聞かれた時に答える。これで十分です。順位の決め方は同点になった時の順位の記事にまとめています。
まとめ
グラウンド・ゴルフに審判はいません。判定するのは、打った本人です。
迷った時は、同伴の方に同意を求めます。それでも決まらなければ、協会の公式ルールを見ます。
この順番さえ覚えておけば、はじめてでも困りません。言葉の意味はグラウンド・ゴルフの言葉の意味一覧で確かめられます。ルールの記事はルールのカテゴリにまとめています。
なお、体を動かす前には準備運動をしてください。無理をせず、水分を取りながら回りましょう。
よくある質問
審判がいないのに、ずるをする人がいたらどうなりますか
公式ルールは、プレーヤー自身が判定することを前提にしています。そのうえで、判定が困難な時は同伴の方の同意を求めると定めています。
気になる場面があれば、その場で「確かめてもよいですか」と声をかけてください。終わってからでは直せません。
打数を数え間違えたことに、後で気づきました
気づいた時点で、同伴の方に申し出てください。自分から言うことが、この競技で最も大事にされています。
言いにくく感じるかもしれません。ですが、申し出た方が信頼されます。
家族や友人だけで回る時も、公式ルールに従うのですか
練習や遊びであれば、距離やホールの数は自由に決めてかまいません。協会も、場所に合わせて設定できると書いています。
ただし打数の数え方は、公式ルールに合わせておくと安心です。大会に出る時、覚え直さずにすみます。
あわせて読みたい
ぐらごるナビ編集部。当サイトは公益社団法人 日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方に向けた、非公式の情報サイトです。ルールの最終的な確認は、協会の公式ページとルールブックでお願いします。