グラウンドゴルフで合計打数が並んだとき、上位になるのは「トマリ(ホールインワン)の数が多い人」です。
日本グラウンド・ゴルフ協会は、合計打数が同じ場合は「最少打数の多いプレーヤーを上位とします」と案内しています。最少打数とは1打、つまりトマリのことです。
この記事では、順位を決める3つの段階、具体的な数え方、団体戦の場合、大会での扱いを、順を追って説明します。
まず結論|同点は「トマリの数」で決まります
グラウンド・ゴルフの順位は、合計打数の少ない人が上位です。ここは迷いません。
問題は、その合計打数が並んだときです。日本グラウンド・ゴルフ協会は、よくある質問の中でこう案内しています。
個人ゲームの順位はゲーム終了後、合計打数の少ないプレーヤーを上位とします。同じ場合は、最少打数の多いプレーヤーを上位とします。これも同じ場合は、次の最少打数の多いプレーヤーを上位とします。以下同じ方法によります。それでもまったく同じ場合は、主催者が事前に取り決めておいた方法によります。
「最少打数」とは、1つのホールで出した一番少ない打数のことです。一番少ない打数は1打、つまりトマリです。
ですから、実際にはこうなります。合計が同じなら、トマリの多い人が上位。トマリの数も同じなら、2打で終えたホールが多い人が上位。これを順に続けます。
グラウンドゴルフの順位は3つの段階で決めます
数え方を段階に分けると、次の3つです。
- 合計打数を比べます。少ない人が上位です
- 合計が同じなら、1打(トマリ)のホールの数を比べます。多い人が上位です
- それも同じなら、2打のホールの数を比べます。多い人が上位です
2打の数も同じなら、次は3打の数を比べます。以下、同じやり方を続けます。

香川県グラウンド・ゴルフ協会も、この順番を短く言い換えて案内しています。
合計打数が少ない順、同じ場合はホールインワンの回数が多い順、以降2打・・・が多い順となります。
合計打数には、3打引いたあとの数を使います
ここで1つ気をつける点があります。合計打数は、トマリの分を引いたあとの数です。
公式ルール第14条に、こう書かれています。
打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、実打数から1回につき3打差し引いて計算する。
いっぽう、段階2・段階3で数える「1打のホール」「2打のホール」は、引く前の実際の打数で数えます。トマリを出したホールは、実際には1打です。
トマリは、合計を3打も減らしたうえ、同点になったときにも効きます。二重に強いということです。出し方はホールインワン(トマリ)の出し方にまとめています。
具体例で見る|合計が同じ3人の順位
数字で見たほうが早いので、想定例で説明します。8ホールを回った3人が、そろって合計21打だったとします。
| プレーヤー | 合計打数 | 1打(トマリ)のホール | 2打のホール | 順位 |
|---|---|---|---|---|
| Cさん | 21打 | 1つ | 2つ | 1位 |
| Aさん | 21打 | 1つ | 1つ | 2位 |
| Bさん | 21打 | 0 | 3つ | 3位 |
見方はこうです。
まず合計打数を比べますが、3人とも21打で差がつきません。そこで、1打(トマリ)のホールの数を見ます。CさんとAさんは1つ、Bさんは0です。この時点でBさんが3位に決まります。
残ったCさんとAさんは、トマリの数が同じ1つです。そこで次の段階、2打のホールの数を見ます。Cさんは2つ、Aさんは1つ。Cさんが1位、Aさんが2位です。
Bさんは2打のホールを3つ持っていますが、順位には効きません。先に見る「1打の数」で差がついているからです。段階は必ず上から順に見ます。

「後半の打数で決める」は協会の案内には出てきません
愛好会でよく出る案が、いくつかあります。
- 後半のホールの打数が少ないほうを上位にする
- 最後のホールの打数で決める
- もう1ホール打って決める
- くじ引きにする
これらの方法は、日本グラウンド・ゴルフ協会のルール本文にも、よくある質問の案内にも出てきません。公式の順位の決め方として書かれているのは、合計打数、次に最少打数の多さ、という順番だけです。
ですから、「後半の打数で決めるのが正式ですか」と聞かれたら、答えは「正式な方法としては示されていません」になります。
ただし、仲間内の練習会で、みんなが納得したうえでそう決めるのは自由です。公式の決め方と、その場の取り決めを分けて考えてください。
それでも全部同じだったときは、主催者が決めます
1打の数も、2打の数も、3打の数も、8ホールすべてが同じ。ごくまれですが、起こります。
その場合について、協会は「主催者が事前に取り決めておいた方法によります」と案内しています。「事前に」というところが大事です。並んでから相談するのではなく、始める前に決めておくものです。
取り決めの例として、香川県グラウンド・ゴルフ協会は次のように書いています。
大会主催者により、2打回数の次は高年齢者を上位にするなど決める場合があります。
出典:香川県グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフについて」
年齢の高い方を上位にする、という決め方が実際にあるということです。ほかにどんな方法があるかは大会ごとに違うため、参加する大会の要項を見るのが確実です。
自分たちで大会を開く側の方は、要項にこの一行を入れておいてください。運営の流れは大会・イベントの主催の手引きにまとめています。
団体戦(チーム)で同じ打数になったとき
チームで競うときにも、同じ考え方の決め方があります。
団体ゲームの順位はゲーム終了後、チーム全員の合計打数の少ないチームを上位とします。同じ場合は、チームの最少合計打数プレーヤーを比較し、少ないプレーヤーがいるチームを上位とします。これも同じ場合は、次の最少合計打数プレーヤーを比較します。以下同じ方法によります。全員がまったく同じ場合は、主催者が事前に取り決めておいた方法によります。
出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「よくある質問と答え」順位の決め方について
個人戦との違いに注意してください。
- 個人戦は、1打・2打といった「ホールごとの打数」で比べます
- 団体戦は、チームの中で一番よかった「人の合計打数」で比べます
言いかえると、団体戦では、チームで一番成績のよかった人の合計を出し合います。そこが同じなら、2番目によかった人の合計を比べます。以下同じです。
大会に出る前に、確かめておきたい3つ
もめごとは、始まる前のひと手間でほとんど防げます。受付でもらう要項を見て、次の3つを確かめてください。
1|同じ打数のときの決め方が書いてあるか
「同打数の場合」という項目があるはずです。無ければ、受付の方に聞いておきます。終わってから聞くと、角が立ちます。
2|団体の順位も出る大会か
個人だけの大会か、団体の順位も出る大会かで、記録の付け方が変わります。団体があるなら、チームの誰の合計が一番よかったかまで分かるようにしておきます。
3|スコアカードの書き方の確認先
トマリを出したホールに印を付ける書き方を指定している大会があります。1打の数がそのまま順位に効くので、印の付け方は最初に確かめておくと安心です。

当日の流れそのものが不安な方は、体験会の申し込みから当日までの流れもあわせてご覧ください。
よくある失敗と直し方
順位を数えるときにつまずくところは、だいたい決まっています。
失敗1|3打引いたあとの数で、1打・2打を数えてしまう
トマリは、実際には1打で入っています。3打を引くのは合計を出すときだけです。
直し方は、スコアカードに実際の打数をそのまま書いておくことです。合計を出す欄と、引き算をする欄を分けておくと間違えません。
失敗2|段階を飛ばして「2打の数」から比べてしまう
先ほどの例のBさんのように、2打が多くても1打が0なら下位になります。
直し方は、必ず1打の数から順に見ることです。差がついたら、そこで止めます。
失敗3|並んでから決め方を相談する
いちばんもめる形です。協会の案内も「事前に取り決めておいた方法」と書いています。
直し方は、始める前に「同じ打数になったらどうしますか」と一言確かめることです。愛好会なら、年度のはじめに決めて紙に残しておくと毎回もめません。
失敗4|打った順番と順位を混同する
打つ順番は始める前に決めるもので、成績とは関係ありません。順位は終わったあとに出すものです。混ざりやすいので、分けて覚えてください。打つ順番のほうは打つ順番の決め方にまとめています。
失敗5|打数の数え間違いに気づかないまま提出する
同じ打数が並ぶ大会では、1打のずれが順位を変えます。
直し方は、ホールを終えるたびに、同伴の方と口に出して確認することです。「3打でした」と声に出すだけで、あとの食い違いが減ります。数え方そのものはグラウンドゴルフの基本ルールで確認できます。
よくある質問
Q1. グラウンドゴルフで同点になったら、どちらが勝ちですか
合計打数が同じ場合は、最少打数の多いプレーヤーが上位です。つまり、1打(トマリ)で終えたホールが多い人が勝ちになります。それも同じなら2打のホールの数、次は3打のホールの数、と順に比べます。日本グラウンド・ゴルフ協会が「よくある質問と答え」で案内している方法です。
Q2. 後半の打数が少ないほうが上位、という決め方は正しいですか
公式の決め方としては示されていません。日本グラウンド・ゴルフ協会のルール本文にも、よくある質問の案内にも、後半の打数で比べる方法は出てきません。仲間内で合意して使うのは自由ですが、大会では要項に書かれた方法に従ってください。
Q3. すべての打数がまったく同じだったときは、どうしますか
主催者が事前に取り決めておいた方法によります。取り決めの例として、香川県グラウンド・ゴルフ協会は、2打の回数の次に年齢の高い方を上位にする場合があると案内しています。決め方は大会ごとに違うため、参加する大会の要項でご確認ください。
まとめ
- 順位は、まず合計打数の少ない人が上位です
- 合計が同じなら、最少打数の多い人が上位です。最少打数とは1打、つまりトマリのことです
- トマリの数も同じなら、2打のホールの数を比べます。次は3打の数、と順に続けます
- 合計打数はトマリの分を3打引いたあとの数ですが、1打・2打を数えるときは実際の打数で数えます
- 後半の打数で決める、最後のホールで決める、といった方法は協会の案内には出てきません
- 全部同じだった場合は、主催者が事前に取り決めておいた方法によります
- 団体戦は、チームの中で合計打数が一番少なかった人どうしを比べます
- 大会では、要項の「同打数の場合」の項目を先に確かめてください
愛好会で毎回もめるようでしたら、年度のはじめに決め方を紙に書いて配ってしまうのが一番早い解決です。協会の案内どおりの順番を、そのまま書けば足ります。
体を動かす前には、肩・腰・足首をゆっくり回してください。水分は、のどがかわく前にとります。つらいときは無理をせず休みます。
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この記事は「ぐらごるナビ編集部」が公開情報をもとに作成しました。当サイトは日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではない、非公式の情報サイトです。ルールや運用は改正されることがあります。最新の内容は、協会・各都道府県協会の公式ページでご確認ください。大会では、主催者が定めた要項を優先してください。