ぐらごるナビ グラウンド・ゴルフの情報サイト

ぐらごるナビ JOURNAL

記事を読む グラウンド・ゴルフを、もっと楽しく、もっと上手に
大会・コース

グラウンドゴルフのマナー|声かけ・待ち方・立つ位置の基本

⏱ 約8分で読めます
グラウンドゴルフのマナー|声かけ・待ち方・立つ位置の基本

グラウンド・ゴルフのマナーは、3つ覚えれば足ります。「立つ位置」「待つこと」「声かけ」です。

この3つは、気くばりの話ではありません。日本グラウンド・ゴルフ協会の公式ルールの第1章に、はっきり書かれています。

この記事では、打つ前後の声かけ、他の組が近いときの待ち方、ホールポスト周りの立ち位置を、手順でご説明します。初めての方でも、今日から使えます。

結論|覚えるのは「立つ位置・待つ・声かけ」の3つです

初めての参加で不安になるのは、たいてい次の3つです。どこに立てばよいか。いつ打てばよいか。何と言えばよいか。

答えは、次のとおりです。

  1. 立つ位置:打つ人のボールのうしろ、ホールポストのうしろには立ちません
  2. 待つこと:前を行く組が終わるまで、打ちません
  3. 声かけ:順番を飛ばして打つときは「お先に失礼します」と告げます

1番と2番は、公式ルールの第1章エチケットに書かれた決まりです。3番は、日本グラウンド・ゴルフ協会の「よくある質問」がすすめている言い方です。

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」/同「よくある質問と答え」

なお、この記事は「周りへの気づかい」の話です。打つ順番そのものの決め方は、打つ順番の決め方にまとめています。

マナーが大事な理由|審判のいないスポーツだからです

グラウンド・ゴルフには、審判がいません。打数を数えるのも、判定するのも、プレーヤー自身です。

日本グラウンド・ゴルフ協会は、これを「自律的な行動を重視するスポーツ」と説明しています。自分自身を審判する公平さが求められる、という考え方です。

また協会は、勝ち負けよりも「結果を含めた過程を重視するスポーツ」だとも述べています。プレーヤー同士の交流や触れ合いが、とても大切にされます。

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフの理念」

ルールは全部で16条しかありません。そのうち最初の3条が、エチケットに当てられています。マナーが後回しでない競技だ、ということです。

協会のルールにあるエチケット3条

まず、決まりそのものを見ておきましょう。下の表は、公式ルール第1章の3つの条文と、実際に使う場面をまとめたものです。

条 決まっていること 使う場面
第1条 自分のプレーが終わったら、すみやかに次のプレーヤーの妨げにならない場所に行く 打ち終わったあと。トマリのあと
第2条(前半) 同伴のプレーヤーが打つときには、話したり、ボールやホールポストの近くやうしろに立たない 人が打つ間。ホールポストの周り
第2条(後半) 自分たちの前を行く組が終了するまで、ボールを打たない スタートマットに立つ前
第3条 自分の作った穴や足跡を直して行く ホールを離れるとき

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」

この4行が、マナーのすべてです。あとは、これを体の動きに直すだけです。

打つ前後の声かけ|4つの手順

声かけは、長いあいさつではありません。ひと言で足ります。順番にご説明します。

手順1 打つ前に、周りをぐるりと見ます

クラブを構える前に、顔を上げます。前後・左右に人がいないかを見てください。

人が近くにいたら、「打ちます」とひと言かけます。これは決まりではありませんが、打球が当たる事故を防げます。

手順2 ホールポストのすぐ近くなら「お先に失礼します」

ボールがホールポストのすぐ近くで止まることがあります。目安は、クラブヘッドの長さくらいです。

このときは、順番を待たずに続けて打ってよい、と協会の「よくある質問」に示されています。ただし、同伴のプレーヤーに「お先に失礼」と告げるのがエチケットだ、とも書かれています。

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「よくある質問と答え」/佐賀県グラウンド・ゴルフ協会「Q&A」

この一言があるだけで、場の空気が変わります。初めての方は、これだけ覚えて行ってください。

手順3 打ち終わったら、すぐに動きます

これは第1条の決まりです。打ち終わったら、次の人の妨げにならない場所へすみやかに移ります。

その場でスコアを数えたり、打ち方を振り返ったりしないでください。まず動く、数えるのは後です。

手順4 トマリが出たら、声に出して喜びます

誰かがホールインワン(トマリ)を出したら、拍手や「おめでとうございます」を。決まりではありませんが、これがいちばん喜ばれます。

トマリは打数から3打引く、大きな見せ場です。数え方はホールインワン(トマリ)の出し方と3打引きの数え方をご覧ください。

打つ前に周りを見る、お先に失礼と告げる、打ったらすぐ動く、トマリに拍手する、の4場面の図
図1 声かけは4つの場面だけ覚えます

他の組が近いときの待ち方|5つの手順

ここがいちばん迷うところです。前の組がまだ近くにいる。打ってよいのか、待つのか。

答えははっきりしています。待ちます。これは決まりです。

公式ルール第2条に「自分たちの前を行く組が終了するまで、ボールを打たない」とあります。佐賀県グラウンド・ゴルフ協会も「前の組が終了したのを確認してからプレーを始めるように」と案内しています。

手順1 スタートマットに立つ前に、前を見ます

クラブを持つより先に、前のホールを見ます。人が残っていないかを確かめてください。

手順2 前の組がホールポストの近くにいたら、構えません

いちばん危ないのは、この場面です。ホールポストの周りは人が集まります。構えるのも待ってください。

手順3 待つ場所は、スタートマットの斜め後ろです

マットの真横に横一列で並ばないでください。打つ人の視界に入り、クラブも当たりやすくなります。

斜め後ろに、ひと組ずつまとまって立ちます。クラブを振っても届かない距離です。

手順4 全員が離れたのを見てから打ちます

前の組の最後の1人がトマリを出し、ホールポストから離れるまで待ちます。「たぶん大丈夫」で打たないでください。

手順5 待つ間は、日かげで水分を取ります

待ち時間は意外と長くなります。暑い季節は日かげに入り、水分を取ってください。寒い日は、体を冷やさないように動きます。

無理はしないでください。体調がすぐれないときは、1ホール休ませてもらってかまいません。

前の組がホールポスト周りにいる間は打たず、スタートマットの斜め後ろで待つ様子の図
図2 前の組が離れるまで、斜め後ろで待ちます

逆に、自分たちの後ろで待っている組があるときは、終わったらすぐ次のホールへ移ります。第1条の「すみやかに」は、ここにも効きます。

ホールポスト周りの立ち位置|3つの「立たない場所」

人が打つとき、どこに立てばよいか。決まりは第2条にあります。「ボールやホールポストの近くやうしろに立たない」です。

これを、立たない場所として3つに分けます。

  1. ボールのうしろ:打つ人の目線の先です。気が散ります
  2. ホールポストのうしろ・近く:狙いの先です。ボールが当たる危険もあります
  3. 打つ人の真横:クラブが当たります。動くと視界にも入ります

では、どこに立つか。打つ人の斜め後ろです。クラブを振っても届かない距離を取ってください。

もうひとつ、決まりではありませんが覚えておくと喜ばれることがあります。自分の影がボールやホールポストにかからない位置に立つことです。朝夕は影が長く伸びます。

そして、打つ間は話しません。これも第2条に書かれています。世間話は、打ち終わってからにしてください。

打つ人のまわりで立ってよい斜め後ろの位置と、立たないボールのうしろ・ホールポストのうしろ・真横を示した図
図3 立つのは斜め後ろ。×の3か所には立ちません

ホールポストを囲んで見物したくなる気持ちは分かります。ですが、トマリの瞬間こそ人が集まりやすく、危ない場面です。ひと足下がってご覧ください。

良かれと思っての「教える」は、相手に1打つきます

初めての方を見ていると、つい教えたくなります。「もっと強く」「右を向いて」。

ですが、ゲーム中はこれをしないでください。公式ルール第7条は、物的・人的な援助やアドバイスを求めたり、受けたりしてプレーしてはならないと定めています。反則には1打が付きます。

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」

気をつけたいのは、1打がつくのは受けた側だという点です。教えた人ではなく、教わった初めての方が損をします。

ですから、助言は打ち終わってからにします。ラウンドが終わったあと、練習の場でどうぞ。

反則と罰打の全体像は、反則と罰打の一覧にまとめています。

なお、ボールは止まった場所からそのまま打つのが原則です。よかれと思って人のボールを動かすのも、やめてください。あるがままのルールをご覧ください。

よくある失敗と直し方

失敗1 打ち終わってから、その場で考え込む

次の人が打てません。直し方は、まず横へ2歩動くことです。スコアは動いてから数えます。

失敗2 前の組がいるのに構えてしまう

「素振りだけ」のつもりでも、周りは不安になります。直し方は、クラブを持つ前に前を見る、と順番を決めておくことです。

失敗3 ホールポストの向こう側で見ている

いちばん多い失敗です。狙いの先に人がいると、打つ方が打てません。直し方は、打つ人の斜め後ろに回ることです。

失敗4 打つ人の背中側で話している

声は思ったより届きます。直し方は、誰かが構えたら口を閉じる、と決めておくことです。ひと呼吸で終わります。

失敗5 良かれと思って打ち方を教える

教わった方に1打が付きます。直し方は、ホールが終わるまで待つことです。感想を言うだけなら問題ありません。

失敗6 足跡や穴をそのままにする

第3条の決まりです。直し方は、離れる前に足元を見て、靴で軽くならすことです。次の組が気持ちよく打てます。

失敗7 順番を間違えて打ってしまった

あわてなくて大丈夫です。佐賀県グラウンド・ゴルフ協会のQ&Aには、同伴プレーヤーが認めれば、次の打から元の打順に戻す、と示されています。ひと言おわびして続けてください。

出典:佐賀県グラウンド・ゴルフ協会「Q&A」

まとめ

覚えるのは3つです。立つ位置は打つ人の斜め後ろ。前の組が終わるまで打たない。順番を飛ばすときは「お先に失礼します」。

この3つは、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式ルール第1章に書かれた決まりです。気を回しすぎる必要はありません。

ゲーム中に打ち方を教えるのは控えてください。教わった方に1打が付きます。

審判のいない競技です。だからこそ、お互いへのひと声が、いちばんの道具になります。初めての方も、この3つだけ持って出かけてください。

よくある質問

Q1. グラウンドゴルフで、打つ人に声をかけてもよいですか。

構えているあいだは、声をかけないでください。公式ルール第2条に、同伴のプレーヤーが打つときには話さない、と書かれています。打ち終わってからにしてください。

Q2. 前の組がなかなか終わりません。先に打ってもよいですか。

いけません。第2条に「自分たちの前を行く組が終了するまで、ボールを打たない」とあります。急がせる声かけも控えてください。待つ間は日かげに入り、水分を取ってお過ごしください。

Q3. 初めての参加です。輪に入るとき、何と言えばよいですか。

「初めてです。よろしくお願いします」で十分です。分からないことは、打つ前ではなく、ホールが終わってから聞いてください。ゲーム中の助言は、受けた側に1打が付くためです。当日の流れは初参加の1日の流れにまとめています。

あわせて読みたい

この記事は、ぐらごるナビ編集部がまとめました。当サイトは日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方に向けた、非公式の情報サイトです。大会や地区ごとに独自の取り決めがある場合は、主催者の案内に従ってください。

当サイトは、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会および各都道府県協会とは関係のない、非公式の情報サイトです。ルール・用具の規格・大会の情報は各協会の公式発表を一次情報として確認してください。