グラウンド・ゴルフで覚える声かけは、3つだけです。「打ちます」「お先に失礼します」「終わりました」です。
この3つが言えれば、初めての組でも困りません。あとは、前の組が終わるまで待つことだけです。
この記事では、場面ごとに言う言葉をそのまま並べます。待つかどうかの迷いどころも、手順で示します。
まず結論|グラウンドゴルフの声かけは3つで足ります
グラウンド・ゴルフには審判がいません。だから、お互いの声かけが進行をつくります。
覚えるのは次の3つです。
- 自分が打つ前に「打ちます」
- 順番を先にもらうときに「お先に失礼します」
- トマリ(ホールポストに入った状態)になったら「終わりました」
声かけの言葉そのものは、協会が決めたものではありません。言い方は地域や会で違います。だから、言葉を間違えても反則にはなりません。
大事なのは、まわりに自分の動きが伝わることです。

なぜ声かけが要るのか|自分で判定するスポーツだからです
日本グラウンド・ゴルフ協会の競技規則第15条は、こう定めています。
ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行う。ただし、判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求める。
出典は協会のグラウンド・ゴルフのルールのページです。
つまり、見ていた人の記憶がそのまま判定になります。黙って打つと、何打目だったかが分からなくなります。
自分で判定する場面のくわしい進め方は審判はいない|自分で判定するときの進め方にまとめました。
声かけと待ち方のもとになる決まり|協会のエチケット3条
競技規則の第1章はエチケットです。3つの条文があります。
第1条 プレーヤーは、自分のプレーが終わったら、すみやかに次のプレーヤーの妨げにならない場所に行く。
第2条 プレーヤーは、同伴のプレーヤーが打つときには、話したり、ボールやホールポストの近くやうしろに立たない。また、自分たちの前を行く組が終了するまで、ボールを打たない。
第3条 プレーヤーは、自分の作った穴や足跡を直して行く。
出典は同じ協会のルールのページです。
この記事の声かけと待ち方は、すべてこの3条から出ています。立つ位置そのものの基本はグラウンドゴルフのマナー|立つ位置の基本でくわしく説明しています。
場面別の声かけ|そのまま使える言葉
場面と言葉を一覧にしました。そのまま使えます。
| 場面 | 言う言葉の例 | もとになる決まり |
|---|---|---|
| 組に加わったとき | 「よろしくお願いします」 | 決まりはありません |
| 自分が打つ前 | 「打ちます」 | エチケット第2条 |
| 順番を先にもらうとき | 「お先に失礼します」 | エチケット第1条 |
| トマリになったとき | 「終わりました」 | 第4条(打数を数える) |
| 自分の打数を伝えるとき | 「3打です」 | 第15条(自分で判定) |
| ボールが邪魔なとき | 「ボールを動かしてもらえますか」 | 第11条 |
| ボールを探すとき | 「先に進んでください」 | エチケット第1条 |
| 回り終わったとき | 「ありがとうございました」 | 決まりはありません |
声が小さいと伝わりません。顔を上げて、相手の方を見て言います。
1ホールの進め方|5つの手順
声かけを入れた進め方を、順番に書きます。
- スタートマットの後ろに全員で集まります。順番を確かめます。
- 打つ人が「打ちます」と言います。ほかの人は話をやめます。
- 打った人は、すぐに次の人の妨げにならない場所へ動きます。
- 全員がトマリになるまで、同じ順番でくり返します。
- 終わったら打数を言い合って、次のホールへ歩きます。
打つ順番の決め方そのものは、この記事では扱いません。第1打の決め方やホールが変わったときの順番はグラウンドゴルフの打つ順番|第1打・2打目・次のホールの決め方をご覧ください。
順番に迷ったときの進め方
協会のよくある質問は、順番についてこう案内しています。講習会や大会では、主催者が指定した方法に従います。
そのうえで、混乱を避けたいときは「各ホールごとに一番から一打ずつ順番に打っていくと間違いがありません」としています。出典は協会のよくある質問です。
つまり、1人が入るまで打ち続ける必要はありません。1打ずつ回していく方法で構いません。

待ち方の判断|前の組が近いとき・ボールを探すとき
前の組がまだコースにいるとき
エチケット第2条に、はっきり書かれています。前を行く組が終了するまで、ボールを打ちません。
打球が人に当たる危険があるからです。急かす意味にもなります。
- 前の組の人数を数えます。
- 全員がトマリになったかを見ます。
- 前の組が次のホールへ歩き出すのを待ちます。
- それから1人目が「打ちます」と言います。
待っている間は、スタートマットの後ろで静かに立ちます。前の組の打つ方向には入りません。
自分のボールが見つからないとき
探している間に、後ろの組を止めてしまうことがあります。そのときは声をかけます。
「探しますので、先に進んでください」と伝えます。これはエチケット第1条の考え方と同じです。
ボールが見つからないときの打数の扱いは反則と罰打の決まりをご覧ください。
1組が多いと待ち時間が長くなります
人数が多い組ほど、1ホールにかかる時間が増えます。待つ時間も長くなります。
組の人数の目安はグラウンドゴルフは何人で回る?|1組の人数と班分けの決め方にまとめました。全体でどれくらいかかるかはグラウンドゴルフは何時間かかるかをご覧ください。
邪魔なボールを動かしてもらうときの言い方
自分の打つ線に、人のボールが止まることがあります。そのときは動かしてもらえます。
競技規則第11条は、こう定めています。
プレーヤーは、プレーの妨げになるボールを、一時的に取り除くことを要求することができる。取り除くのは、ボールの持ち主であり、その際ホールポストに対して、ボールの後方にマークをして取り除かなければならない。
手順は3つです。
- 持ち主に「ボールを動かしてもらえますか」と声をかけます。
- 持ち主が、ホールポストから見てボールの後ろに印をつけます。
- 持ち主がボールを取り除きます。自分では動かしません。
自分で勝手に動かしてはいけません。持ち主が動かす、と決められています。

当たってしまった場合の扱いは第12条です。打ったボールが人のボールに当たったときは、止まった位置から続けます。
言わないほうがよい言葉|教えると1打つきます
良かれと思って教えるのは、やめておきます。競技規則第7条があるからです。
プレーヤーは、打つとき足場を板などで作ったり、人に支えてもらったりするなど、物的・人的な援助やアドバイス、あるいは風雨からの防護を求めたり、受けたりしてプレーしてはならない。本条の反則は1打付加する。
助言を受けた人に1打つきます。親切が相手の打数を増やしてしまいます。
ですから、プレー中は次のような言葉を控えます。
- 「もっと右をねらって」
- 「それは強すぎる」
- 「傾きが左に向いているよ」
伝えたいことは、ホールが終わってから、または終了後に話します。打ち方の相談は休憩のときが向いています。
打ち方そのものを知りたい方はまっすぐ打つコツをご覧ください。練習は自宅と公園でできる練習方法にまとめました。
よくある失敗と直し方
失敗1|黙って打ってしまう
近くの人が気づかず、危ない場面になります。打つ前に必ず「打ちます」と言います。小さな声でも、言う習慣が大事です。
失敗2|打ってからその場に立っている
次の人が打てません。エチケット第1条のとおり、打ったらすぐ動きます。動く先は、打つ方向の後ろ側です。
失敗3|前の組がいるのに打ってしまう
当たるおそれがあります。全員がトマリになり、歩き出すまで待ちます。待つのは遠慮ではなく決まりです。
失敗4|人のボールを自分で動かす
第11条では、動かすのは持ち主です。声をかけて、持ち主に印をつけてもらいます。
失敗5|プレー中に打ち方を教える
第7条で、助言を受けた人に1打つきます。言いたいことはホールが終わってからにします。
失敗6|打数を言わないまま次へ行く
あとで数が合わなくなります。トマリになったら、その場で打数を声に出します。書き方はスコアの付け方をご覧ください。
よくある質問
Q1. 声かけの言葉は決まっていますか
いいえ。協会のルールに言葉の指定はありません。地域や会によって言い方が違います。
決まっているのは行いのほうです。打つ人の邪魔をしない、打ったら動く、前の組を待つ、の3点です(エチケット第1条・第2条)。
Q2. 順番を抜かしてしまったら罰打になりますか
協会のルールに、順番を間違えたときの罰打の定めはありません。
気づいたら同伴の方に伝えて、その場で決めます。判定はプレーヤー自身が行うと第15条にあります。順番の決め方は打つ順番の記事をご覧ください。
Q3. 初めて参加します。何に気をつければよいですか
まず「よろしくお願いします」と伝えます。あとは、打つ前に「打ちます」と言うだけで十分です。
分からないことは、その場で聞いて構いません。当日の流れは初めて参加する日の流れにまとめました。始める前の準備運動と水分も忘れずに。無理はしないでください。
まとめ
声かけは「打ちます」「お先に失礼します」「終わりました」の3つで足ります。言葉の決まりはありません。
決まりがあるのは行いのほうです。打つ人の近くや後ろに立たない。打ったらすぐ動く。前の組が終わるまで打たない(エチケット第1条・第2条)。
人のボールが邪魔なときは、持ち主に声をかけます。動かすのは持ち主です(第11条)。
プレー中の助言は控えます。受けた人に1打つくからです(第7条)。
条文は協会のルールのページとよくある質問でお確かめください。ルール全体はグラウンドゴルフの基本ルールにまとめています。
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この記事は、グラウンド・ゴルフを楽しむ方に向けた非公式の情報サイト「ぐらごるナビ」編集部がまとめました。日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。ルールの最新の内容は、必ず協会の公式ページでお確かめください。