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土と芝でちがうグラウンドゴルフの打ち方のコツ|力加減の目安

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土と芝でちがうグラウンドゴルフの打ち方のコツ|力加減の目安

土のグラウンドと芝のコースでは、同じ力で打っても転がりが変わります。かたく乾いた土はよく転がり、伸びた芝や雨の後の土は止まりやすいと覚えてください。

力加減は、手の力ではなく「振り幅」で変えます。クラブを引く大きさを変えるだけです。このページでは、地面の見分け方と振り幅の変え方を手順で説明します。

※ ぐらごるナビは、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方のための非公式の情報サイトです。「何メートル転がる」という数字は、コースごとに違います。出典のない転がり距離は書いていません。

結論|グラウンドゴルフの打ち方は「地面を見てから」決めます

打ち方のコツを聞かれたら、まず足元を見てください、とお答えします。握り方や構えが同じでも、地面がちがえば結果は変わります。

グラウンド・ゴルフのコースは、1種類ではありません。日本グラウンド・ゴルフ協会の認定コース規程は、第2条で「コースは芝、人工芝、土、砂いずれでも可」と定めています。

つまり、公認のコースでも地面は4通りあります。公園の土のグラウンドで覚えた力加減が、芝のコースでそのまま合うとはかぎりません。

大事なことは3つです。

  • 打つ前に、足元の地面が何かを見ます。
  • 力の強さではなく、クラブを引く大きさ(振り幅)で合わせます。
  • 1ホール目の結果を覚えて、2ホール目で直します。

握り方や構えそのものは、地面が変わっても同じで大丈夫です。基本はグラウンドゴルフの打ち方の基本|右手と左手の役割・握り方をご覧ください。

土と芝で転がりが変わる理由|ボールは弾まない決まりだからです

理由は、ボールの決まりにあります。協会の用具標準規則は、ボールを「グラウンド上で弾まないもの」と定めています。大きさは直径6cm(±1mm)、重さは75g以上95g以下です。

弾まないということは、打った後はずっと地面の上を転がるということです。だから、地面の様子がそのまま飛距離に出ます。

地面がボールを止める力は、おもに次の2つで決まります。

  • 草の抵抗…芝は細い草が何万本も立っています。ボールはその草をかき分けながら進みます。草が長いほど早く止まります。
  • 地面のかたさと水気…かたく乾いた土は、でこぼこが少なく、ボールが沈みません。よく転がります。雨の後のやわらかい土は、ボールが少し沈んで止まります。

よく「土は飛ぶ」と言われますが、正しくは「乾いてかたい土は飛ぶ」です。同じ公園でも、雨あがりの朝と、晴れが続いた午後では別のコースだと思ってください。

土・芝・人工芝の3つの地面を横から見た断面図。芝では草がボールの抵抗になり、かたい土と人工芝では抵抗が少ないことを矢印で示した図
図1:ボールは弾まずに転がります。草が長いほど、早く止まります。

地面の見分け方|打つ前に足元を3つ見ます

むずかしい道具はいりません。立った場所で、次の3つを見るだけです。

  1. 色を見ます。濃い緑なら草が長めです。白っぽい茶色なら、乾いた土です。
  2. 靴のあとを見ます。足あとがはっきり残るなら、やわらかい地面です。残らないなら、かたい地面です。
  3. 靴の先で軽くなでます。草が倒れる手ごたえがあれば、芝の抵抗が強い日です。

この3つで、だいたいの転がりが分かります。朝つゆがある時間帯は、芝が水を持っていて止まりやすくなります。

坂と芝目の読み方は、別のページにまとめています。地面の種類が分かったら、次はグラウンドゴルフの傾斜と芝目の読み方|上り下りの打ち分けを合わせてお読みください。

打つ前の3つの手順。足元の色を見る、靴のあとを見る、靴の先で草をなでる、の3つを番号順に並べた図
図2:打つ前の3つの確認。道具はいりません。10秒でできます。

地面べつの力加減の早見表

協会の認定コース規程にある4種類(芝・人工芝・土・砂)を、乾き具合で分けました。「打つ力」は、いつもの自分の振り幅をもとにした目安です。

地面 見た目の目印 転がり方 振り幅の目安
土(乾いてかたい) 白っぽい茶色。足あとが残らない よく転がりやすい 少し小さく
土(雨の後・やわらかい) 濃い茶色。足あとが残る 止まりやすい 少し大きく
芝(短く刈ってある) 明るい緑。地面が見える よく転がりやすい ふだん通り
芝(伸びている・朝つゆ) 濃い緑。靴先が濡れる 止まりやすい 大きく
人工芝 毛の長さがそろっている よく転がりやすい 小さく
砂 足が少し沈む 止まりやすい 大きく

表の「転がり方」は、同じ日に同じ力で打ったときの比べ方です。実際に何メートル転がるかは、その日の天気とコースの手入れで変わります。

土のグラウンドで打つ手順

公園や学校の土のグラウンドでの打ち方です。順番に進めてください。

  1. 足元が乾いているか見ます。白っぽければ、よく転がる日です。
  2. ボールの手前のでこぼこを見ます。小石やくぼみがあれば、その横を通る道筋をえらびます。
  3. 振り幅をいつもより少し小さくします。手の力は変えません。引く大きさだけを変えます。
  4. ボールの横を強くこすらないように打ちます。土では、こすると左右にそれやすくなります。
  5. 転がった長さを覚えます。行きすぎたか、足りなかったかを声に出すと忘れません。
  6. 2ホール目で直します。行きすぎたなら、振り幅をこぶし1つ分小さくします。

雨の後の土は、まったく逆になります。ボールが沈んで止まりますので、振り幅を少し大きくしてください。雨の日の注意は雨の日のグラウンドゴルフにまとめています。

夏の土のグラウンドは、照り返しで暑くなります。打つ前の準備運動と、こまめな水分をお願いします。無理はなさらないでください。

芝のコースで打つ手順

芝のコースは、草の長さがその日の相手です。

  1. 靴の先で草を軽くなでます。倒れる手ごたえが強ければ、長めの芝です。
  2. ボールが草に沈んでいないか見ます。沈んでいるときは、さらに大きめの振り幅にします。
  3. 振り幅を大きくします。強く叩くのではありません。ゆっくり大きく引きます。
  4. 振り子のように、同じ速さで振り抜きます。途中でゆるめると、草に負けて止まります。
  5. 打った後も頭を動かさずに待ちます。顔が上がると、向きがずれます。
  6. 1ホール目の結果で、振り幅を決め直します。

朝いちばんは、つゆで芝が重くなっています。昼すぎに乾いてくると、同じ振り幅でも行きすぎることがあります。半日で変わる、と思っておくと安心です。

まっすぐ打つ動きそのものに不安がある方は、グラウンドゴルフでまっすぐ打つコツを先にご覧ください。

人工芝と砂のコースで気をつけること

人工芝は、毛の長さがそろっています。でこぼこが少ないので、よく転がります。振り幅はいちばん小さくなります。

室内の体育館や、屋内施設の人工芝も同じです。床がすべるので、足元がずれないよう、ゆっくり振ってください。室内・体育館でのグラウンドゴルフもあわせてどうぞ。

砂のコースは、ボールが少し沈みます。振り幅を大きくして、ボールの横ではなく真後ろを押し出すように打ちます。

距離べつの振り幅の作り方|50m・30m・25m・15m

協会のルール第16条は、「標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する」と定めています。覚える距離は4つだけです。

この4つに、自分の振り幅を4段階で合わせます。段階は、クラブのヘッドをどこまで引くかで決めます。

  • 15m…くるぶしのあたりまで引きます。
  • 25m…ふくらはぎのあたりまで引きます。
  • 30m…ひざのあたりまで引きます。
  • 50m…ももの横あたりまで引きます。

これはあくまで形の目安です。体格も力も人それぞれですので、自分の基準は自分で作ります。

作り方は簡単です。芝のコースで、ひざまで引いて打ったら何歩分進んだかを数えます。それを手帳に書いておきます。次からは、その振り幅が自分の「ひざ=30m」になります。

地面が変われば、同じ段階を半分ずらします。乾いた土なら「30mの穴にふくらはぎの振り幅」、長い芝なら「30mの穴にももの振り幅」という具合です。

歩数の数え方はグラウンドゴルフの距離の測り方に、振り幅の練習はグラウンドゴルフの練習方法|自宅と公園でできる5つのやり方に書いています。

クラブを引く大きさを4段階で示した図。くるぶし・ふくらはぎ・ひざ・ももの位置に印を付け、それぞれ15m・25m・30m・50mと対応させた図
図3:振り幅は体の位置で覚えます。手の力は変えません。

ルールで気をつけること|地面は直せません

地面が悪いときに、つい直したくなります。これは反則になります。

協会のルール第8条は「ボールはあるがままの状態でプレー」と定めています。長い草や木のしげみにボールが入ったとき、ふれてよいのは「ボールの所在と自己のボールであることを確かめる限度においてのみ」です。「草を刈ったり、木の枝を折ったりしてプレーしてはならない」とあり、違反は1打付加です。

土のグラウンドでも考え方は同じです。くぼみをならす、小石をどける、といったことはできません。

できるのは、道筋をえらぶことと、振り幅を変えることだけです。くわしくはグラウンドゴルフの「あるがまま」のルールをご覧ください。

よくある失敗と直し方

  • いつもの公園の感覚で芝のコースに出て、全部手前で止まる。→ 振り幅を1段階大きくします。力は入れません。
  • 強く打とうとして手に力が入り、左右にそれる。→ 握りは軽いままにして、引く大きさだけを変えます。
  • 1ホール目で行きすぎたのに、2ホール目も同じ振り幅で打つ。→ こぶし1つ分だけ小さくして試します。
  • 午前と午後で同じ振り幅のまま打つ。→ 芝が乾くと転がります。昼休みの後に1回だけ確かめます。
  • でこぼこを気にしすぎて、打つのが遅くなる。→ 道筋を1つ決めたら、すぐ打ちます。待っている方への気づかいも大切です。
  • 地面のせいにして、構えが毎回変わってしまう。→ 構えは同じにします。変えるのは振り幅だけです。

まとめ

土と芝でちがうのは、打ち方そのものではありません。変えるのは振り幅ひとつです。

乾いてかたい土と人工芝はよく転がるので小さく、伸びた芝・雨の後の土・砂は止まりやすいので大きく引きます。

そして、1ホール目を「お試し」と考えてください。結果を覚えて2ホール目で直せば、8ホールのうち7ホールは合わせられます。

よくある質問

Q1. 土のグラウンドと芝のコースでは、何メートルくらい転がりが違いますか。

比べられる公開資料が見つかりませんでしたので、数字は書きません。転がりは、草の長さ・水気・地面のかたさ・その日の手入れで変わります。ご自分で1ホール目に確かめるのが、いちばん確かです。

Q2. 地面によってボールを替えたほうがよいですか。

大会で使えるのは、協会が認定したボールだけです。認定品には協会の認定マークが入っています。各社が重さや表面のちがいを公式ページで説明していますので、協会の用具取扱い企業一覧から確かめてください。選び方はグラウンドゴルフのボールの選び方にまとめています。

Q3. 公園の土で練習していますが、芝の大会に出ても大丈夫でしょうか。

大丈夫です。握り方と構えは同じですので、土での練習はむだになりません。大会の日は、スタート前に少し早めに着いて、空いている場所で2〜3球ころがしてみてください。その感覚を覚えてから1番ホールに向かうと安心です。

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