朝から雨。「今日は行けるのかな」と迷う日があります。雨上がりの日も、芝が濡れていて勝手が違います。
この記事では、雨の日と雨上がりのグラウンド・ゴルフを、3つに分けて整理します。行くかどうかの確かめ方、打ち方、帰ってからの後片づけです。
結論:行くかどうかは、主催者と施設の連絡で決まります
大事なことを先に書きます。中止や順延を決めるのは、主催者と施設の側です。ご自分で判断しなくて大丈夫です。
ですから、まずすることは1つです。連絡が来ているかを確かめることです。来ていなければ、幹事や会場に問い合わせます。
そのうえで、雨の日は次の3つをそろえます。上下がつながっていない雨がっぱ、底の溝が深い靴、タオル2枚です。

雨と雨上がりで変わる3つのこと
なぜ雨の日は勝手が違うのでしょうか。理由は3つあります。
1つめは、芝の転がりです。芝が水を含むと、乾いた日と同じ強さで打っても、手前で止まることがあります。逆に、水の膜で滑って伸びることもあります。
2つめは、足元です。芝の上は思ったより滑ります。特に傾斜のある場所と、ホールポストのまわりは踏み固められていて滑りやすくなります。
3つめは、用具です。クラブの握りが濡れると、手の中で回ります。ボールに泥が付くと、転がり方も変わります。
芝の状態で転がりが変わる仕組みは、傾斜と芝目の読み方でも説明しています。
手順1:出かける前に確かめる4つのこと
順番に確かめます。上から順にたどれば、迷いません。
- 主催者や幹事からの連絡を見ます。中止・順延の知らせがいちばん確かです。
- 連絡が無い時は、幹事か会場に電話で聞きます。判断を待つ、という返事のこともあります。
- 会場の公式ページか、市区町村の公式ページを見ます。休みや使用中止の知らせが出ることがあります。
- 気象庁で、その地域の警報や注意報を見ます。
会場が開いているかどうかは、この記事では書けません。年度や天気で変わります。かならず公式のページか、会場に直接お確かめください。
雷の音が聞こえたら、迷わず中断して建物に入ります。これは天気の回復を待つのが一番です。
手順2:雨具と靴をそろえる
雨の日の支度は、次のようにします。
- 雨がっぱは、上と下が分かれた形を選びます。かがんだ時に背中が出にくくなります。
- 傘は使いません。片手がふさがると、打つ時も歩く時も危ないためです。
- 靴は、底の溝が深いものにします。平らな底の靴は滑ります。
- タオルは2枚持ちます。1枚は手と握り用、もう1枚はボール用です。
- ビニール袋を2枚入れます。濡れた物と、乾いた物を分けるためです。
靴の選び方をくわしく知りたい方は、服装と靴の選び方をご覧ください。

| 持ち物 | 使いどころ | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| 上下が分かれた雨がっぱ | 前かがみになる時も背中が出ない | そでが手首までとどく長さ |
| 底の溝が深い靴 | 傾斜とホールポストのまわり | 溝がはっきり見えるもの |
| タオル2枚 | 1枚は手と握り、1枚はボール | 小さめで、すぐ絞れるもの |
| ビニール袋2枚 | 濡れた物と乾いた物を分ける | 靴が入る大きさ |
| 替えの靴下 | 終わってから履きかえる | 1組あれば足ります |
手順3:濡れた芝での打ち方のコツ
打ち方は、大きく変えません。変えるのは2つだけです。
- 打つ前に、握りと手をタオルで拭きます。ここが一番効きます。
- 足を少し広めに置きます。体がぶれにくくなります。
- 1ホール目は、届かなくてもよいので軽めに打ちます。その日の転がりを見ます。
- 2ホール目から、強さを合わせていきます。
強さをいくつにすればよい、という決まった数字はありません。その日の芝の濡れ方で変わります。1ホール目で見る、という進め方が確かです。
ここで、ルールの上で気をつけたいことが3つあります。いずれも協会が公開しているルールに書かれています。
1つめ。ボールはクラブのヘッドで正しく打ちます。押し出したり、かき寄せたりしてはいけません。濡れて重く感じる時ほど、押し出しになりがちです。
2つめ。草を刈ったり、木の枝を折ったりしてプレーしてはいけません。水を払うために足元の草をいじるのも、同じ考え方です。
3つめ。風でボールが動いた時は、止まった場所から打ちます。動いてホールポストに入った場合はトマリになります。
(出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」。協会の公式サイトから「グラウンド・ゴルフについて」→「グラウンド・ゴルフのルール」と進むと読めます)

水たまりに入った時の考え方
ここはよく意見が分かれます。協会が公開しているルールには、水たまりを避けてよい、とは書かれていません。
ですから、避けられるかどうかは、その日の取り決めで決まることがあります。始める前に、幹事に一言確かめておくと安心です。
基本の考え方は「あるがまま」です。くわしくはあるがままのルール(水たまり・木の下の扱い)にまとめています。
なお、同じ組の方が確かめている間は、静かに待ちます。雨の日は声が通りにくく、急がせてしまいがちです。マナーと気づかいもあわせてどうぞ。
手順4:帰ってからの後片づけ
ここを省くと、次に使う時に困ります。帰ったらすぐ、5分だけ手を動かします。
- クラブの水気を、乾いた布で拭き取ります。とくに握りと、ヘッドの継ぎ目です。
- そのまま袋に入れず、風の通る日かげに立てて乾かします。
- ボールは泥を落として拭きます。土が乾くと取れにくくなります。
- 靴は中に新聞紙を入れ、日かげで乾かします。
- 雨がっぱは広げて干します。たたんだままにしません。
日なたや暖房の前で急に乾かすのは避けます。用具のいたみにつながります。
手入れと保管のしかたは、クラブとボールの手入れ・保管・買い替えでくわしく説明しています。
よくある失敗と直し方
失敗1:連絡を待たずに会場へ行ってしまう
着いてから中止を知ることがあります。直し方は、出る前に幹事か会場へ一本連絡を入れることです。
失敗2:傘を持って回る
片手がふさがり、打つ時も歩く時も危なくなります。直し方は、上下の雨がっぱに替えることです。
失敗3:いつもと同じ強さで打ち続ける
手前で止まったり、伸びすぎたりします。直し方は、1ホール目を軽めに打って、その日の転がりを見ることです。
失敗4:濡れたまま袋に入れて帰る
握りがいたみ、においも残ります。直し方は、拭いてから日かげで乾かすことです。
失敗5:準備運動を省く
雨の日は体が冷えて、動きがかたくなります。直し方は、短くても肩・腰・手首の準備運動をしてから始めることです。
まとめ:雨の日のグラウンドゴルフは、無理をしないことが一番です
行くかどうかは、主催者と施設の連絡で決まります。ご自分で決めなくてよい、と覚えておいてください。
持ち物は、上下の雨がっぱ、溝の深い靴、タオル2枚。打ち方は、握りを拭いて、1ホール目で転がりを見る。この2つで足ります。
帰ったら5分だけ後片づけをします。雨の日は、水分を取ることと、無理をしないことを先に置いてください。
大会に出る予定のある方は、大会に出る方法もご覧ください。雨天時の連絡の受け取り方が分かります。
よくある質問
Q1. 小雨なら、そのまま続けてよいのですか。
続けるかどうかは、主催者と施設の判断になります。個人で練習している時も、足元が滑ると感じたら切り上げてください。雷の音が聞こえた時は、すぐ中断して建物に入ります。
Q2. 水たまりに入ったボールは、動かしてもよいのですか。
協会が公開しているルールには、避けてよいとは書かれていません。その日の取り決めで扱いが決まることがありますので、始める前に幹事に確かめてください。
Q3. 雨上がりで芝が濡れている日は、強めに打つのですか。
決まった答えはありません。水を含んで止まりやすい日もあり、水の膜で伸びる日もあります。1ホール目を軽めに打って、その日の転がりを見てから合わせるのが確かです。
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