結論|グラウンドゴルフの服装に決まりはありません
先に答えを書きます。ここだけ読んでも、当日は困りません。
- 決まり…公式ルールに服装や靴の規定はありません。普段着で参加できます。
- 女性…動きやすい上下と、つばのある帽子で足ります。
- 男性…えりつきの半そでか、ふつうの運動着で足ります。
- 靴…かかとが包まれた運動靴です。見るのは靴底・つま先・サイズの3つです。
- 避けるもの…サンダル、革靴、長靴、スパイクです。
- 持ち物…帽子、飲み物、タオルの3つが基本です。
多摩市は、グラウンド・ゴルフの催しの案内で持ち物をこう書いています。「動きやすい服装、運動靴、帽子、タオル、飲み物(グラウンド内は水、お茶以外は飲めません)」(多摩市「気軽にグラウンド・ゴルフを楽しみませんか?」)。
つまり、用意するのは服と靴と小物だけです。クラブやボールは、続けると決めてからで間に合います。用具の借り方はグラウンドゴルフの用具は借りられる?にまとめています。

服装の決まりはあるのか|公式ルールに服装の条文はありません
ここが、いちばん多い心配だと思います。答えははっきりしています。
日本グラウンド・ゴルフ協会のルールは、第1章がエチケット、第2章がゲームに関するルールです。条文は第1条から第16条まであります。この中に、服装や靴について定めた条文はありません(日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」)。
用具を定めているのは第5条です。「クラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットは定められたものを使用しなければならない。」と書かれています。挙がっているのはこの4つだけです。
靴やウェアは、この4つに入っていません。ですから、靴に協会の認定制度はありません。「公認シューズでないと参加できない」ということはありませんので、ご安心ください。
協会の入門ページ「さぁ、はじめよう!グラウンド・ゴルフ」も、用具としてこの4つを挙げるだけです。服装や靴の指定は書かれていません(日本グラウンド・ゴルフ協会「さぁ、はじめよう!グラウンド・ゴルフ」)。協会の「よくある質問と答え」も15問ありますが、服装や靴の質問は入っていません(日本グラウンド・ゴルフ協会「よくある質問と答え」)。
では、どこに決まりが書かれるのか
服装について何か指定があるとすれば、次の2か所です。
- 大会の開催要項…大会ごとに主催者が作る書類です。
- 会場の利用案内…公園や運動場の管理者が決める利用のお願いです。
どちらも、競技のルールとは別のものです。普段の練習や体験会では、ほとんど気にしなくてかまいません。
女性の服装の例|動きやすさと日よけで考えます
女性の方からよくいただく質問です。結論は、普段の動きやすい服でかまいません。
鹿屋市は、グラウンド・ゴルフの体験の案内で「動きやすい服装でお越しください。」と書いています。持ち物は「水分やタオルなどは各自でご準備をお願いします。」です(鹿屋市「親子でグラウンド・ゴルフ体験」)。指定はこれだけです。
そのうえで、迷ったときの目安を書きます。決まりではなく、あくまで例です。
- 上…半そでか長そで1枚。その上に、脱ぎ着できる薄手の上着を1枚。
- 下…ゆったりしたズボン。ひざが曲げやすいものが楽です。
- 帽子…つばのあるもの。あごひも付きだと風の日に飛びません。
- 日よけ…長そで、または腕を覆う筒形の布(アームカバー)。
- 髪…帽子に収まるようにまとめると、打つときに顔にかかりません。
スカートでも参加はできます。ただ、ボールの前でかがんだり、落ちたボールを拾ったりする動きが何度もあります。気になる方はズボンのほうが落ち着いて回れます。
手袋(グローブ)は、香川県グラウンド・ゴルフ協会が用具の「その他」として帽子・グローブ・シューズを挙げています(香川県グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフについて」)。必須ではありません。日やけが気になる方や、手が冷える朝に便利です。
女性だけの全国大会もあります
日本グラウンド・ゴルフ協会は、今年度の大会として「第20回全国レディス交歓大会」を公式サイトに載せています(日本グラウンド・ゴルフ協会「今年度の大会」)。女性の参加者が多い競技です。
この大会も、ほかの大会と同じように開催要項が公開されます。服装の指定があるかどうかは、要項で確かめてください。
男性の服装の例|普段着のままで足ります
男性の場合も、特別なものは要りません。歩いて、立ち止まって打つ。それができる服であれば十分です。
こちらも例として挙げます。
- 上…えりつきの半そで(ポロシャツ)か、ふつうの半そで。寒い時期は薄手を重ねます。
- 下…綿のズボン、または運動着のズボン。
- ベルト…かがんでも苦しくない締め方にします。
- 帽子…頭と首の日よけになります。
向かないものもあります。厚手のジーンズは、ひざが曲げにくく、ぬれると重くなります。腰を回す動きがあるので、体にぴったりした服も打ちにくくなります。
チームで出るときは上着をそろえることがあります
大会には、チームで申し込むものがあります。そのとき、上着の色をそろえるようお願いされることがあります。
これは競技のルールではなく、大会ごとの決めごとです。要項に書かれていなければ、そろえる必要はありません。
靴の選び方|靴底・つま先・サイズの3つで決めます
服より大事なのは靴です。お手持ちの運動靴で始めてかまいません。買い足すときの見方を書きます。
なぜ靴が大事なのか
グラウンド・ゴルフは、歩く時間の長い競技です。
標準のコースは8ホールです。50m・30m・25m・15mを各2ホールずつ回ります。ホールの距離を足すと240mです。実際に歩く道のりは、これより長くなります(日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」第16条)。
会場は芝生の広場、運動場の土、河川敷などさまざまです。朝は露で芝がぬれています。雨上がりは土がやわらかくなります。そのうえで、打つときは片足に体重を残して立ち止まります。
1. 靴底|溝があるかを見ます
底を上に向けて、手に取って見てください。
- 溝がはっきりある…ぬれた芝でも足がずれにくくなります。
- 溝が浅く、つるつる…朝露や雨上がりの芝で足がずれやすくなります。
- すり減っている…もとは溝があっても、平らになっていれば同じことです。
長く履いた靴は、つま先の内側だけがすり減っていることがあります。出かける前に一度、底を見てください。
2. つま先とかかと|足が中で動かないかを見ます
立った状態で、つま先が靴の先に当たらないか確かめます。当たると、長く歩いた日に指が痛くなります。
かかとは、後ろを指でつまんでみてください。形の残るもののほうが、歩くときにかかとが浮きにくくなります。
甲は、ひもかマジックテープで自分で締められるものを選びます。ここが留まらないと、足が靴の中で前後に動きます。
3. サイズ|必ず靴下をはいて試します
サイズは、数字だけでは決まりません。同じ表示でも、作りによって履き心地が変わります。
- いつも履く靴下をはいて試します。 厚さで中の広さが変わります。
- 両足ともはきます。 左右で大きさが違う方は、大きいほうに合わせます。
- 立って、少し歩きます。 座ったままでは分かりません。
- かかとが浮かないか見ます。 浮くときは、ひもを締めるか一つ下のサイズにします。
- 片手で持って軽いか比べます。 重い靴は、長く歩く日にこたえます。

スパイクは使えない会場があります
底に金具やとがった突起の付いた靴は、芝を傷めます。そのため、使用を断っている会場があります。
たとえば滋賀県希望が丘文化公園は、利用のお願いのページで「スパイクシューズ、下駄は使用しないでください。」「芝生の保護にご協力ください。」と書いています(滋賀県希望が丘文化公園「ご利用にあたってのお願い」)。
会場ごとの決まりは、それぞれ違います。行く先の公式ページを一度ご覧ください。会場の探し方はグラウンドゴルフはどこでできる?にまとめています。
クラブとボールには認定品があります
靴と違い、クラブとボールには協会の認定があります。取り扱っている企業は、協会の用具取扱い企業紹介に8社が載っています(日本グラウンド・ゴルフ協会「用具取扱い企業紹介」)。
各社の公式サイトのほか、Amazonや楽天などの大手通販でも扱われています。急いで買う必要はありません。会社ごとの違いは用具メーカー一覧で見比べられます。クラブの長さと重さはクラブの選び方をご覧ください。
季節ごとの服装|春秋・夏・冬の重ね着
屋外の競技なので、季節で用意するものが変わります。1枚の表にまとめました。
| 時期 | 上に着るもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 春・秋 | 長そで1枚+脱ぎ着できる上着1枚 | 朝と昼で気温が変わります。上着は脱いで置ける薄手のものが便利です。 |
| 夏 | 通気性のよい長そで+つばのある帽子 | 厚生労働省は、通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服と、日傘や帽子をすすめています。 |
| 冬 | 薄手を重ねて3枚ほど+手袋 | 厚い1枚より、薄手を重ねるほうが打つ動きを邪魔しません。歩くと暑くなります。 |
夏の記述は厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」によります。同じページには「熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。」とも書かれています。
重ね着のこつは、1枚の厚さより枚数です。歩くと体が温まります。暑くなったら1枚脱げるようにしておくと、自分で調節できます。
のどが渇く前に、こまめに水分を取ってください。始める前には準備運動をしてください。肩・腰・手首のほぐし方は準備運動のやり方にまとめています。痛みや息苦しさを感じたら、無理をせず、その場で休んでください。
大会での服装|開催要項の確かめ方
大会に申し込むときは、開催要項という書類を受け取ります。参加資格、日程、費用、持ち物などが書かれた案内です。
日本グラウンド・ゴルフ協会は、今年度の大会ごとに開催要項を公式サイトで公開しています。全国交歓大会、全国レディス交歓大会、各ブロック大会などが並んでいます(日本グラウンド・ゴルフ協会「今年度の大会」)。地区の大会も、同じように要項が配られます。
要項で見ておきたいのは、次の4点です。
- 身に着けるもの…参加章、名札、番号などを渡される大会があります。指定された場所に付けます。
- そろいの服…チームで出る大会では、上着をそろえるようお願いされることがあります。
- 靴…会場によって、使える靴が限られることがあります。
- 雨天のとき…中止か順延か、決め方と連絡の方法が書かれています。
要項に書かれていないことは、決まりではありません。迷ったら、申し込み先に電話で聞くのがいちばん早いです。協会は、ルールの質問やお近くの協会の紹介について「各都道府県協会」へ連絡するよう案内しています(日本グラウンド・ゴルフ協会「各種申込・お問い合わせ」)。
大会そのものの出方はグラウンドゴルフの大会に出る方法にまとめています。当日の進み方は初めて参加する日の流れをご覧ください。
雨や風の日の備え|傘を差してもらうことはできません
覚えておくと役に立つ決まりが、ひとつだけあります。
ルール第7条は、こう定めています。「プレーヤーは、打つとき足場を板などで作ったり、人に支えてもらったりするなど、物的・人的な援助やアドバイス、あるいは風雨からの防護を求めたり、受けたりしてプレーしてはならない。」(日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」第7条)
打つときに誰かに傘を差してもらうことは、この決まりに触れます。ですから、雨の心配がある日は、自分で着られる雨具を持って行ってください。
備えは3つです。
- 上下に分かれた雨具…腕を振れます。フードは視界をさえぎらない位置にかぶります。
- 替えの靴下とタオル…足元がぬれると、歩きにくくなります。
- あごひも付きの帽子…風の強い日でも飛びません。
雨で中止か順延かは、大会ごとに要項で決められます。当日の朝に連絡が来ることもあります。雨の日の過ごし方は雨の日のグラウンドゴルフにまとめています。

あると助かる持ち物|基本の3つと、余裕があれば足すもの
まずは3つだけで十分です。
- 帽子…つばのあるものが使いやすいです。あごひも付きだと風の日に飛びません。
- 飲み物…会場によっては水とお茶しか持ち込めません。行く先の決まりをご確認ください。
- タオル…汗をふくほか、クラブやボールの泥を落とすのにも使えます。
余裕があれば、次のものもかばんに入れておくと安心です。
- 替えの靴下(朝の芝は露でぬれています)
- ばんそうこう(靴ずれのとき)
- 薄手の手袋(冬の朝)
- 小さな折りたたみいす、または座布団(順番を待つとき)
- ビニール袋(ぬれた物や泥の付いた靴を入れます)
費用の目安を先に知っておきたい方は、グラウンドゴルフの費用相場もあわせてご覧ください。
前日までにそろえる5つの手順
順番に進めれば、当日の朝に慌てずにすみます。
- 要項か案内をもう一度読みます。 大会なら開催要項、体験会なら申し込みの案内です。身に着けるものの指定がないか見ます。
- 会場の公式ページを見ます。 靴や飲食の決まりが書かれていることがあります。
- 主催者に持ち物を聞きます。 体験会なら、申し込みのときに確かめられます。体験会に申し込む方法に、聞いておくとよいことを書いています。
- 靴を出して、底と中を見ます。 溝がすり減っていないか、中に小石が入っていないかを確かめます。
- 前の晩にかばんへ入れます。 帽子・飲み物・タオル・替えの靴下。玄関に置いておけば忘れません。
久しぶりの靴は、数日前に10分ほど家の周りを歩いてならしておくと安心です。
よくある失敗と、その直し方
失敗1|「決まりがあるはず」と思い込んで買いそろえる
公式ルールに服装の条文はありません。まずは手持ちの服と運動靴で一度行ってみてください。足りないものは、行ってから分かります。
失敗2|女性用・男性用の専用ウェアを探してしまう
グラウンド・ゴルフに専用のウェアはありません。性別で決まりが変わることもありません。動きやすいかどうかだけで選んでください。
失敗3|新品の靴を当日おろしてしまう
足になじまないまま長く歩くと、かかとや指が痛くなることがあります。新しい靴は、数日前から家の周りで履いてならしてください。
失敗4|サンダルやかかとのない靴で行ってしまう
かかとが留まらない靴は、芝の上で脱げやすくなります。ひもかマジックテープで甲を留められる靴に替えてください。
失敗5|ゴルフ用のスパイクを履いて行く
芝を傷めるため、断られる会場があります。心配なときは、前もって会場に電話で確かめるのが確実です。
失敗6|靴底を見ないまま古い靴で行く
溝がすり減って平らになった靴は、ぬれた芝で足がずれやすくなります。前の晩に底を見てください。
失敗7|雨の日に傘だけ持って行く
打つときに傘を差してもらうことはできません。上下に分かれた雨具を持って行ってください。
失敗8|冬に厚いコートを着ていく
腕を振るときに、上着が動きを止めてしまいます。薄手のものを重ねて、暑くなったら1枚脱ぐほうが調節できます。
まとめ|服は動きやすさ、靴は底とサイズで決まります
服装の決まりは、公式ルールにはありません。女性も男性も、動きやすい服と、かかとが包まれた運動靴で足ります。
靴で見るのは、靴底の溝、つま先の余裕、かかとの形、そしてサイズです。必ず靴下をはいて、立って試してください。
スパイクは芝を傷めるため、使えない会場があります。雨の日は、上下に分かれた雨具をご自分で用意してください。
指定があるとすれば、大会の開催要項と会場の利用案内の2か所です。持ち物は帽子・飲み物・タオルの3つが基本です。まずは手持ちのもので、一度歩いてみてください。
よくある質問
Q1. グラウンドゴルフの女性の服装は、何を着ればよいですか。
決まりはありません。動きやすい上下と、つばのある帽子で足ります。公式ルールに服装の条文はなく、性別で変わる規定もないためです。鹿屋市の体験の案内も「動きやすい服装でお越しください。」とだけ書いています。かがむ動きが多いので、気になる方はスカートよりズボンが落ち着いて回れます。日よけには長そでか、腕を覆う筒形の布が便利です。
Q2. 男性はえりつきのシャツでないといけませんか。
いいえ、ふつうの半そででかまいません。えりつきの半そでが決まりということはありません。ゴルフ場のような服装の決まり(ドレスコード)は、グラウンド・ゴルフにはないためです。厚手のジーンズだけは、ひざが曲げにくく、ぬれると重くなるので避けると楽です。チームで大会に出るとき、上着の色をそろえるようお願いされることがあります。要項で確かめてください。
Q3. 靴はどう選べばよいですか。専用のシューズは必要ですか。
専用の靴は必要ありません。協会のルール第5条が定める用具は、クラブ・ボール・ホールポスト・スタートマットの4つで、靴は入っていないためです。靴に協会の認定制度もありません。手持ちの運動靴で始めて、買い足すときは靴底の溝、つま先の余裕、かかとの形、サイズの4点を見てください。底に金具やとがった突起の付いたスパイクは、芝を傷めるため断っている会場があります。
あわせて読みたい
この記事は、ぐらごるナビ編集部が公開資料をもとにまとめました。ぐらごるナビは、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではない非公式の情報サイトです。ルールや大会の最終的な確認は、協会および各都道府県協会の公式ページでお願いします。リンク先が移転していた場合は、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトからお探しください。