グラウンド・ゴルフのホールポストは、底の輪の直径が36cm(±6mm)の的です。スタートマットは1打目を打つマットで、大きさは65cm×30cm以内です。
どちらも日本グラウンド・ゴルフ協会のルール第5条で「定められたもの」を使うとされた用具です。大きさは協会の用具標準規則に書かれています。2026年10月31日時点で確かめた内容です。
公式大会と講習会では、協会の認定品を使います(佐賀県グラウンド・ゴルフ協会の説明)。この記事では、大きさの決まり、認定の確かめ方、選ぶ時に見る点を順に説明します。
※ ぐらごるナビは、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方のための非公式の情報サイトです。このページの大きさや決まりは、協会と県協会の公開資料から取っています。
結論|公式大会には認定品を使い、標準コースなら8組そろえます
スタートマットとホールポストは、1組で1つのホールになります。佐賀県協会の用語集にも「1つのスタートマットとホールポストの組合せ」とあります。

図の距離は、協会の案内紙にある目安です。買う前に覚えることは、次の3つです。
- 大きさには決まりがあります。数字は次の2つの項にまとめました。
- 公式大会と講習会では認定品を使います。「公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会認定品」の文字を確かめます(佐賀県協会のQ&A)。
- 標準コースなら8組です。協会のルール第16条で、標準コースは合計8ホールと決まっています。
個人で大会に出る方は、自分で買わなくてもよい場合があります。香川県グラウンド・ゴルフ協会の案内では、ホールポストとスタートマットは大会主催者や各団体が準備する物とされています。
並べ方はグラウンドゴルフのコースの作り方に、全部の費用はグラウンドゴルフ用具一式の費用に、買う店はグラウンドゴルフ用具はどこで買う?にまとめています。
ホールポストとは|輪の大きさと各部の名前
ホールポストは、打ったボールを入れる的です。協会の案内紙「グラウンド・ゴルフを楽しもう!」には「打ったボールを輪の中に入れます」とあります。
形と大きさは、協会の用具標準規則で決まっています。ホールポストは「ホール」と「ポール」からできています。ホールは輪の部分、ポールは棒の部分です。
| 見る所 | 用具標準規則の決まり |
|---|---|
| 底円(下の大きな輪) | 直径は外径36cm(±6mm) |
| 上円(上の小さな輪) | 直径は外径20cm(±6mm) |
| 輪と脚の金属線 | 太さ6mm以内 |
| 底円の地表面から上円の地表に近い部分までの高さ | 11cm(±3mm) |
| 脚 | 3本で均等に支える |
| 鈴(輪の中心に付ける) | 金属製で直径4cm(±5mm) |
| 地面と鈴のすき間 | 2cm(±2mm) |
| ポールの高さ | 上円から50cm以上150cm以下 |
| 旗 | ホールナンバーが表示された旗を取りつけられるようにする |
±6mmは、6mmまでの差なら認められるという意味です。外径は、輪の外側から外側までの長さです。
ポールの高さは、地面ではなく上円から測ります。地面から測ると、おおよそ61cmから161cmになる計算です。
この規則のPDFは、協会の以前のサイトにあった物です。今は同じ場所で開けないため、ウェブの記録サービスに残った控えへリンクしています。
数字は、協会の今のサイトにある英語版の手引きの図と同じです。国際グラウンド・ゴルフ連盟の手引きの7ページです。太さだけは「6mm未満」と書かれています。日本語の規則の「6mm以内」と境目が違うので、6mmちょうどの扱いはこの2つの資料だけでは決められません。
日本語の冊子「グラウンド・ゴルフ ルールブック 2025」は、協会に注文できます。1冊600円で、送料は別です。この記事では冊子の中身までは確かめていません。
鈴は、規則で「トマリ」を表すものとされています。ただし、鈴に当たるだけではトマリになりません。協会の案内紙に「トマリとは、鈴に当たることではなく、ホールポストの輪の中で止まることです」とあります。
ルール全体はグラウンドゴルフの基本ルールにまとめています。
旗そのものの大きさは、規則には書かれていません。製品によって形や大きさが違います。たとえばニチヨーの三角布旗は33cm×44cm、羽立工業の旗は幅35cm×高さ28cmです。
置く時の決まりは、英語版の手引きの20ページに書かれています。要点は次の4つです。
- 向き:3本の脚のうち2本の間の開いた所を、スタートマットへ向けます。
- 場所:平らな所に置きます。底円が砂や草で隠れないようにします。
- 固定:おもりかU字の杭で、動いたり倒れたりしないようにします。
- 距離:スタートマットのティーの中心から、鈴の中心までを測ります。
スタートマットとは|大きさとティーの決まり
スタートマットは、1打目を打つマットです。ボールはマットの上の「ティー」に置きます(協会の案内紙)。
決まりは、用具標準規則の「スタートマット」の項に書かれています。
- 大きさ:65cm×30cm以内
- 厚さ:15mm以内
- 材料:ゴム製など
- ティーの高さ:マット面から15mm以内
- 番号:マットにホールナンバーを表示する
大きさの決まりは「以内」です。上限より小さなマットもあります。ニチヨーの製品ページには、長い辺32cm・短い辺12cmのマット(製品ページの表記は12cm×32cm)と、長さ62.5cmの大型マットが載っています。
置いた後は動かしません。芝生を守るためにマットをずらしてよいかという問いに、佐賀県協会のQ&Aは「移動できません」と答えています。「正しく設置し、固定してプレーを行ってください」ともあります。
同伴のプレーヤーが打つ時は、ホールポストに向かってスタートマットの後方にも立たないようにします。協会のルールブック2025の主な変更箇所に、「ホールポストに向かってスタートマット後方にも立たないようにしましょう」という文が追記されています。
認定の用具かどうかの確かめ方|文字と証紙を見ます
認定の用具かどうかは、まず用具に書かれた文字で確かめます。佐賀県協会のQ&Aに、見る所が書かれています。
クラブ、ホールポスト、スタートマットには「公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会認定品」の文字、ボールには「JGGA」「(認)」と表示されています。
もう1つの目印が「証紙」です。認定用具に貼られるシールのことです。
貼る場所は、英語版の手引きの8ページの図に載っています。ホールポストは鈴の上の部分、スタートマットはマットの上の面です。
証紙がはがれても、あわてなくて大丈夫です。佐賀県協会のQ&Aに、こう書かれています。
しかし証紙がはがれ、なくなっても認定用具であることに変わりありません。
確かめる順番は、次のとおりです。
- 「認定品」の文字を探します。お店では、店の方に見せてもらいます。
- 証紙を探します。はがれている時は、文字を確かめます。
- 分からない時は、メーカーに聞きます。協会の用具取扱い企業紹介に、認定企業の連絡先が載っています。
認定品が要る場面も、確かめておきます。佐賀県協会の説明には「公式大会、講習会では用具は全て日本協会認定品を使用しなければなりません」とあります。
認定コースにも条件があります。協会の認定コース規程は「日本協会認定のホールポスト及びスタートマットがコース数常備されていること」としています。
会社ごとの違いはグラウンドゴルフ用具の会社一覧に、クラブの文字の見方はグラウンドゴルフのクラブの選び方にまとめています。
手作りしてよいか|練習用と大会用を分けます
ホールポストやスタートマットの手作りについて、よい・いけないを書いた協会の説明は確認できませんでした。協会のサイトの各ページ、ルール、英語版の手引きを調べた範囲です。
確認できたのは、大会と講習会の決まりです。ですので、使う場面で分けて考えます。
公式大会と講習会で使う物|認定品にします
公式大会と講習会では、上で見たとおり認定品を使います。手作りの物を使いたい時は、認定品かどうかを自分で判断せず、先に主催者へ確かめてください。
練習で使う物|決まりは確認できませんでした
ここからは編集部の考えで、協会の決まりではありません。距離の感覚をつかむだけなら、ペットボトルなどの目印でも練習できます。やり方はグラウンドゴルフの練習方法に書いています。
輪の形で練習したい時は、まず借りる方法があります。探し方はグラウンドゴルフの用具は借りられる?をご覧ください。
どうしても手作りする時は、けがの防止を先に考えます。これも一般的な注意です。
- 金属の切り口や針金の先を、外に出さないようにします。
- つまずきやすい物を、通り道に置かないようにします。
- 公園などで使った物は、全部持ち帰ります。
選ぶ時に見る点|持ち運び・立てる地面・何組いるか・値段
ホールポストとスタートマットには、いくつかの種類があります。選ぶ時に見る点は、次の4つです。

1. 持ち運び|ポールの長さと重さを見ます
ポールには、伸び縮みする物としない物があります。ニチヨーの製品ページには、高さ69〜160cmの3段の物と、長さ80cmの1本ポールの物が載っています。
製品の「高さ」がどこから測った数字かは、メーカーに聞くと確実です。
車に載るか、倉庫に入るかも先に確かめます。マットの重さも見ます。同じページの例では1枚約465g、大型は約900gです。8枚なら約3.7kgと約7.2kgになる計算です。
遠くから見やすいかも大事です。これは編集部の考えです。貸し出しの品などで、見え方を試すと分かります。
2. 立てる地面|固定のしかたを見ます
ホールポストは、動かないように止めて使います。佐賀県協会のQ&Aには「U字ピンやおもりなどで動かないようにしておきましょう」とあります。
土や芝なら、U字ピン(U字の形の杭)が使えます。杭が付く製品もあります。羽立工業のセットのホールポストには、クイ3本が付くと書かれています。
風の強い場所では、おもりも考えます。ニチヨーのおもりは1個約1.25kgで、ポールの太さは2.2cmまで対応です。使うポールに合うかを確かめます。
砂の多い所や長い草のある所は避けます。英語版の手引きの図には、砂は避けるか取り除く、長い草のない所へ移すか草を取り除く、とあります。
体育館の床には杭が打てません。床を傷めない工夫は室内・体育館でできるグラウンドゴルフにまとめています。
3. 何組いるか|8ホールなら8組です
協会のルール第16条では、標準コースは50m・30m・25m・15mの各2ホール、合計8ホールです。1ホールに1組ですから、8組いります。
- ホールポスト:8台
- スタートマット:8枚
- 番号の旗:1番から8番まで8枚
認定コースでは、認定コース規程に「ホールの表示は№1~8、2コース以上設置の際も通し番号にしないこと」とあります。2コースなら16組で、1番から8番を2回使います。
場所が狭い時は、数を減らしてもかまいません。協会は「場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき」ると説明しています。ただし、標準コースにはなりません。
4. 付く物と値段|買う前に確かめます
同じホールポストでも、付いてくる物が違います。ニチヨーのG180は「旗別」と書かれています。旗は別に買う形です。
スタートマットは、番号の表示を確かめます。規則でマットに番号を表示すると決まっているからです。羽立工業のセットのマットには、番号シール(No.1〜8)が付くと書かれています。
値段の例を挙げます。どれも2026年10月31日にニチヨーのコース用品のページと羽立工業の製品ページで確かめた値段です。ニチヨーは製品ページの税込みの値段(G080EとG087は「定価」の表示)、羽立工業は公式オンラインストアの値段(同ストアの特定商取引法の表示で消費税込み)です。おすすめではなく、見当をつけるための例です。ホールポストとスタートマットは、製品ページに協会の認定品と書かれた物です。
- ホールポスト(ニチヨー G180・1本ポール・旗は別):5,060円
- スタートマット(ニチヨー G080E・ホールナンバーシールは別売り):3,025円
- 大型スタートマット(ニチヨー G087):6,050円
- 三角布旗の8枚組(ニチヨー H3N-8):7,040円
- 8ホールセット(羽立工業 BH1505・旗8枚、ホールポスト8台、スタートマット8枚):81,400円
羽立工業の税込みは、同店の特定商取引法に基づく表記で確かめました。
値段は変わることがあります。送料も店によって違います。注文の前に、今の値段と送料を見てください。
全部の費用と4組で始める形はグラウンドゴルフ用具一式の費用に、買う店はグラウンドゴルフ用具はどこで買う?にまとめています。
しまい方と手入れ|使った後の5つの順番
ここに書くのは一般的な注意で、協会の決まりではありません。製品に説明書がある時は、そちらを先に読んでください。

- 数を数えます。ホールポスト、マット、旗、杭、おもりの数を確かめます。置き忘れに気づけます。
- 土を落とします。輪と鈴のまわり、マットの裏を見ます。
- よく乾かします。金属の部分は、ぬれたままだとさびの原因になります。旗も広げて乾かします。
- 番号順にまとめます。1番から8番までそろえると、次の準備が早く済みます。
- 室内にしまいます。雨の当たらない所に置きます。マットは平らに重ねます。
しまう前に、傷みも見ておきます。輪が曲がっていないか、鈴がゆるんでいないか、番号が読めるかの3つです。輪が曲がると、鈴と地面のすき間が変わることがあります。
クラブとボールの手入れはグラウンドゴルフのクラブとボールの手入れにまとめています。
よくある失敗と直し方
- 脚の向きを見ずにホールポストを置く。→ 2本の脚の間の開いた所を、スタートマットへ向けます。
- 砂や長い草の上に置く。→ 底円が隠れます。別の場所へ移すか、砂や草を取り除きます。
- 風の日に、固定しないで置く。→ U字ピンかおもりで止めます。
- ボールが当たって動いたのに、そのまま続ける。→ 動いた時点で元の位置に戻します。プレー中に置き方のずれに気づいた時は、組の全員がそのホールを終えてから直します(佐賀県協会のQ&A)。
- 芝を守ろうとしてマットをずらす。→ 移動できません。正しく置いて固定します。
- 証紙がはがれて、認定品でなくなったと思う。→ 認定用具のままです。文字を確かめます。
- 旗が付いていると思って注文する。→ 旗が別の製品があります。中身を確かめます。
- 2コース目の番号を9番から始める。→ 認定コースでは通し番号にしません。1番から8番を使います。
まとめ
ホールポストの底の輪は直径36cm(±6mm)、上の輪は20cm(±6mm)です。スタートマットは65cm×30cm以内で、厚さとティーの高さは15mm以内です。
公式大会と講習会では認定品を使います。「公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会認定品」の文字を確かめます。証紙がはがれても、認定用具のままです。
標準コースなら8組です。持ち運び、立てる地面、付く物と値段を見て選びます。使った後は数を数え、乾かしてからしまいます。
よくある質問
Q1. ホールポストの輪の大きさは決まっていますか?
決まっています。協会の用具標準規則では、底円(下の大きな輪)は外径36cm(±6mm)です。上円(上の小さな輪)は外径20cm(±6mm)です。
底円の地表面から上円の地表に近い部分までの高さは11cm(±3mm)です。ポールの高さは、上円から50cm以上150cm以下です。
Q2. スタートマットの大きさに決まりはありますか?
あります。同じ規則で、大きさは65cm×30cm以内、厚さは15mm以内です。ティーの高さは、マット面から15mm以内です。
マットにはホールナンバーを表示する決まりです。
Q3. ホールポストの旗の大きさは決まっていますか?
用具標準規則には、旗そのものの大きさは書かれていません。ポールについて「ホールナンバーが表示された旗を取りつけられるようにする」とあります。
製品によって形や大きさが違います。大会で使う物は、主催者に聞くと確実です。
Q4. 認定品かどうかは、どこを見ればわかりますか?
「公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会認定品」の文字を見ます(佐賀県協会のQ&A)。認定用具には証紙も貼られています。
証紙がはがれても、認定用具であることは変わりません。
Q5. ホールポストとスタートマットは何組あればよいですか?
標準コースは8ホールなので、8組です。スタートマットとホールポストの1組で、1つのホールになります。
場所が狭い時は減らしてもかまいません。協会は、距離やホールポストの数を自由に設定できると説明しています。
Q6. 手作りのホールポストを大会で使えますか?
公式大会と講習会の用具は「全て日本協会認定品」とされています(佐賀県協会の説明)。手作りの物を使いたい時は、先に主催者に聞いてください。
練習での手作りについて、よい・いけないを書いた協会の説明は確認できませんでした。