ぐらごるナビ グラウンド・ゴルフの情報サイト

ぐらごるナビ JOURNAL

記事を読む グラウンド・ゴルフを、もっと楽しく、もっと上手に
大会・コース

グラウンドゴルフの賞品の決め方|参加賞と飛び賞、相場の考え方

⏱ 約9分で読めます
グラウンドゴルフの賞品の決め方|参加賞と飛び賞、相場の考え方

大会の賞品は、参加費から逆算して決めます。先に賞の数を決め、それから1人あたりの金額を決める順番です。

「相場はいくらですか」とよく聞かれます。ただ、全国の目安を示した公的な資料は見つかりません。ですから、この記事では「◯円が普通です」とは書きません。

代わりに、自治体が公開している大会要項の実例をお見せします。参加賞・上位賞・飛び賞・ホールインワン賞の組み立て方も、手順でご説明します。

結論|賞品は「参加費から逆算」して決めます

賞品選びでつまずく方は、たいてい順番を間違えています。品物から考えると、必ず足りなくなります。

正しい順番は、次の3つです。

  1. 参加費を決める:1人いくら、または1チームいくらか
  2. 先に引くお金を引く:保険料・会場代・印刷代など
  3. 残りを賞に配る:参加賞が先、上位賞と飛び賞はその後

大事なのは2番です。保険料と会場代は、賞品より先に確保してください。ここを後回しにすると、当日に足が出ます。

参加費から保険料・会場代を引いて、残りを参加賞・上位賞・飛び賞に配る流れの図
図1 賞品代は参加費から逆算して出します

大会そのものの進め方は、大会・体験会を主催する手引きにまとめています。あわせてご覧ください。

「相場はいくら」と書けない理由

グラウンド・ゴルフの賞品について、全国の金額の目安を示した公的な資料はありません。日本グラウンド・ゴルフ協会にも、自治体にも、そうした一覧は見当たりませんでした。

理由は単純です。大会の規模も、参加費も、主催者もばらばらだからです。

1人200円の大会と、1チーム3,000円の大会が、同じ国の中にあります。この2つに共通の相場は作れません。

インターネットには「賞品は1人◯円が目安」と書いたページもあります。多くは普通のゴルフのコンペの話で、出どころのはっきりしない数字です。うのみにしないでください。

そのかわり、公開されている大会要項を読めば、実際の参加費と賞の組み立て方は分かります。次の章でご覧ください。

自治体の大会要項に見る、参加費と賞の実例

下の表は、市区町村などが公式ページで公開している大会要項から、参加費と賞の内容を抜き出したものです。

大会 参加費 賞の組み立て 出典
港北区グラウンドゴルフ大会(横浜市港北区) 1チーム3,000円 チーム表彰と地区表彰で1〜3位。1位は優勝杯(持ち回り)と賞状、2位・3位は賞状。ほかにホールインワン賞、ハイスコア賞(1位・2位の計2名)、参加賞 横浜市港北区
親子&三世代グラウンド・ゴルフ大会(鳴門市) 1人300円(保険料を含む) 上位チームに賞品。参加者全員に参加賞 鳴門市
スポーツレクリエーショングランプリ(柏崎市) 1人200円(スポーツ傷害保険料を含む・当日払い) 各ブロック1〜3位を表彰 柏崎市
新市誕生20周年グラウンド・ゴルフ大会(小林市) 1人1,000円 要項に賞の記載なし 小林市
かごしま国体開催記念大会(鹿屋市) 公式ページに記載なし 優勝旗・優勝カップの授与。地元の高校の調理クラブがお菓子880個、地元の会社が飲み物875本を提供 鹿屋市

この5つを見ると、参加費の幅はとても広いことが分かります。1人200円の大会もあれば、1チーム3,000円の大会もあります。

いっぽうで、賞の組み立ては似ています。「1〜3位」「参加賞」「特別賞」の3つです。まずはこの形をまねてください。

なお、参加費や賞の内容は年度で変わります。実際に申し込む前に、必ず主催者の公式ページでお確かめください。

賞品の決め方|5つの手順

ここからが本題です。次の5つを順番にやれば、賞品は決まります。

手順1 参加費と人数を紙に書く

まず「1人いくら × 何人」を書きます。40人で300円なら、12,000円です。

人数は少なめに見積もってください。当日の欠席を見込んでおくと、足りなくなりません。

手順2 賞品以外のお金を先に引く

保険料、会場代、印刷代、お茶代を先に引きます。柏崎市や鳴門市のように、参加費に保険料を含めている大会もあります。

残った金額が、賞品に使えるお金です。ここを飛ばさないでください。

手順3 参加賞の1人あたりを決める

残りのお金を、まず参加賞に割り当てます。参加賞は全員分いるので、いちばん金額が大きくなります。

「賞品に使えるお金 ÷ 人数」で、1人あたりの上限が出ます。この中で選べるものを探します。

手順4 上位賞と飛び賞に残りを配る

参加賞を引いた残りを、1位から3位と飛び賞に配ります。1位を厚くしすぎないのがコツです。

横浜市港北区の例では、1位は優勝杯(持ち回り)と賞状です。持ち回りの杯なら、毎年の費用がかかりません。

手順5 もらいに行く・協賛を頼む

お金が足りないときは、地元に相談する手があります。鹿屋市の大会では、地元の高校の調理クラブがお菓子を880個提供しました。地元の会社からは飲み物875本の協賛がありました。

商店会や自治会に声をかけると、品物で協力してもらえることがあります。早めにお願いしてください。

参加賞・上位賞・飛び賞・特別賞の4段に分けた賞の組み立ての図
図2 賞は4つの段に分けて考えます

参加賞の決め方|全員に同じものを1つ

参加賞は、全員に同じものを1つ渡すのが基本です。中身に差をつけると、そこで不満が出ます。

選ぶときの目安は3つです。

  1. 軽いもの:長く歩いて帰る方がいます。重い品物は負担になります
  2. かさばらないもの:かばんに入る大きさにします
  3. 好みが分かれないもの:味や色の好みが出るものは避けます

暑い時期なら、飲み物が喜ばれます。鹿屋市の例でも、飲み物が配られています。

参加賞は受付で渡してしまう方法もあります。表彰式まで残らない方がいても、確実に届きます。

飛び賞の決め方|何位ごとに出すかを先に決めます

飛び賞とは、きりの良い順位の方に贈る賞のことです。5位、10位、15位という具合です。

これはグラウンド・ゴルフの公式な規則にはありません。主催者が自由に決めてよい賞です。

決め方は簡単です。次の順でどうぞ。

  1. いくつ出すかを決める:予算から「3本」「5本」と本数を先に決めます
  2. 人数を本数で割る:40人で4本なら、10位ごとになります
  3. 当日の朝に発表する:「10位ごとに賞があります」と開会式で伝えます

飛び賞があると、上位でない方にも楽しみが残ります。最後まで残ってくださる方が増えます。

同じ打数の方が並んだときの決め方は、同点のときの順位の決め方をご覧ください。飛び賞の順位も、この決め方でそろえておくと迷いません。

ホールインワン賞と、協会のダイヤモンド賞

ホールインワン(トマリ)は、グラウンド・ゴルフのいちばんの見せ場です。賞を用意すると、会場が盛り上がります。

ホールインワン賞は「賞を出すホール」を先に決めます

全員分を用意すると、いくつ出るか読めません。横浜市港北区の大会では、賞を設定するホールを当日に発表しています。

この方法なら、品物の数を主催者が決められます。予算が読めるので安心です。

ホールインワンの打数の扱いは、ホールインワン(トマリ)の出し方と3打引きの数え方で説明しています。

ダイヤモンド賞は協会の賞です。主催者が申請します

1ラウンドの8ホールで、ホールインワンを3回以上出した方がいたら、協会の「ダイヤモンド賞」の対象になります。

日本グラウンド・ゴルフ協会の「よくある質問」には、こう書かれています。対象は日本協会に登録されている会員です。

対象となる大会は、日本協会の主催・後援の大会、都道府県協会が主催する大会、市区町村協会が主催する大会と交歓大会です。

申請するのは、選手本人ではありません。大会主催者が、申請書・大会開催要項・普及指導員の直筆署名が入ったスコアカードを添えて申請します。

出典:日本グラウンド・ゴルフ協会「よくある質問と答え」/「ダイヤモンド賞&ホールインワン基金」

贈られるのは、ダイヤモンド章と記念品です。山梨県グラウンドゴルフ協会の案内にそう示されています。

出典:山梨県グラウンドゴルフ協会「ダイヤモンド賞」

ここで大事なのは、主催者側の備えです。スコアカードに署名できる普及指導員の方に、当日いていただいてください。誰もいないと、申請ができません。

賞品に向くもの・向かないもの

金額より、中身で差が出ます。60代から80代の参加者が多い大会では、次の点にご注意ください。

向くもの

  1. 日持ちする食べ物:持ち帰りに時間がかかっても傷みません
  2. 飲み物:その場で飲めます。暑い日はとくに喜ばれます
  3. 日用品:タオル、ティッシュなど、必ず使うもの
  4. 賞状:お金はほとんどかかりませんが、いちばん長く残ります
  5. 持ち回りの優勝杯:毎年の費用がかかりません

向かないもの

  1. 重いもの:お米や瓶の詰め合わせは、持ち帰りが大変です
  2. 大きいもの:電車やバスで帰る方が困ります
  3. 好みの分かれるもの:味の濃いお菓子、色の派手な品
  4. 使い方の難しい品:説明の要る機械は避けます

用具を賞品にする案もあります。その場合は、日本グラウンド・ゴルフ協会の認定を受けた用具から選んでください。選び方はクラブの選び方|長さ・重さ・認定マークにあります。

当日の渡し方|表彰式の順番

渡す順番を決めておくと、表彰式が短くすみます。長い表彰式は、立っている方の負担になります。

  1. 受付:参加賞をここで渡します
  2. 表彰式のはじめ:ホールインワン賞を発表します
  3. 次に:飛び賞をまとめて発表します
  4. 最後:3位、2位、1位の順に発表します

参加賞を受付で渡すのは、途中で帰る方への配慮です。最後まで残れない方にも、必ず届きます。

受付で参加賞、表彰式でホールインワン賞・飛び賞・上位賞の順に渡す流れの図
図3 賞を渡す順番を決めておきます

表彰式は、日かげか屋内で行ってください。暑い日や寒い日は、時間を短くします。水分もご用意ください。

よくある失敗と直し方

失敗1 品物を先に決めてしまう

「これがいい」と品物から入ると、予算が合わなくなります。直し方は、参加費と人数を紙に書くことから始めることです。

失敗2 保険料を賞品の後に回す

保険は先です。けがの備えを削ってはいけません。直し方は、参加費から保険料を真っ先に引くことです。柏崎市や鳴門市のように、参加費に保険料を含めて案内する形が分かりやすいです。

失敗3 1位を豪華にしすぎる

1位だけ立派だと、ほかの方が白けます。直し方は、参加賞を先に確保することです。賞状と持ち回りの杯なら、費用をかけずに立てられます。

失敗4 ホールインワン賞を全員分そろえてしまう

何回出るかは読めません。直し方は、賞を出すホールを先に決めることです。当日の朝に発表すれば、予算が守れます。

失敗5 参加賞が重い

お米や瓶の詰め合わせは、帰り道で重くなります。直し方は、片手で持てる大きさに絞ることです。

失敗6 ダイヤモンド賞の申請ができない

3回のホールインワンが出ても、署名できる普及指導員が会場にいないと申請できません。直し方は、開催の相談の段階で、都道府県協会に指導員の手配をお願いしておくことです。

失敗7 表彰式が長い

一人ひとりに言葉をかけると、30分を超えます。直し方は、飛び賞をまとめて発表することです。名前は読み上げ、品物は後で受け取ってもらいます。

まとめ

賞品は、参加費から逆算して決めます。保険料と会場代を先に引き、残りを参加賞から順に配ってください。

全国の相場を示す公的な資料はありません。公開されている大会要項を見ると、参加費は1人200円から1チーム3,000円まで幅があります。

賞の組み立ては、どの大会も似ています。「1〜3位」「参加賞」「特別賞」の3つです。まずこの形から始めてください。

ホールインワンが3回出たら、協会のダイヤモンド賞があります。申請するのは主催者です。署名できる普及指導員の手配を、忘れないでください。

よくある質問

Q1. グラウンドゴルフの賞品は、1人あたりいくらが相場ですか。

全国の相場を示した公的な資料はありません。ですので、金額は申し上げられません。決め方は「参加費 × 人数」から保険料・会場代を引き、残りを人数で割る形です。公開されている大会の参加費は、1人200円から1チーム3,000円まで幅があります。

Q2. 賞品の費用が足りません。どうすればよいですか。

まず、お金のかからない賞を増やしてください。賞状と、持ち回りの優勝杯です。そのうえで、地元に協賛をお願いする方法があります。鹿屋市の大会では、地元の高校と会社から、お菓子880個と飲み物875本の提供がありました。

Q3. 飛び賞は何位ごとに出せばよいですか。

決まりはありません。主催者が自由に決めてよい賞です。目安としては、出せる本数を先に決め、参加人数をその本数で割ります。40人で4本なら10位ごとです。当日の開会式で伝えれば、最後まで楽しんでいただけます。

あわせて読みたい

この記事は、ぐらごるナビ編集部がまとめました。当サイトは日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方に向けた、非公式の情報サイトです。参加費や賞の内容は年度で変わることがあります。お申し込みの前に、必ず主催者の公式ページでお確かめください。

当サイトは、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会および各都道府県協会とは関係のない、非公式の情報サイトです。ルール・用具の規格・大会の情報は各協会の公式発表を一次情報として確認してください。