団体戦の順位は、チーム全員の合計打数で決まります。少ないチームが上位です。
日本グラウンド・ゴルフ協会は、こう説明しています。「団体ゲームの順位はゲーム終了後、チーム全員の合計打数の少ないチームを上位とします」。
この記事では、愛好会や親睦会での団体戦のやり方を順番にまとめます。チームの分け方と、集計表の作り方が中心です。
まず結論|グラウンドゴルフの団体戦は3つの数字で決まります
幹事が用意する数字は3つだけです。
- 一人ずつの合計打数です。いつものスコアカードの数字です。
- チームの合計打数です。メンバーの合計打数を足した数です。
- チームの最少合計打数の人の数字です。同打数のときだけ使います。
この3つがそろえば、順位が出ます。新しい点数の数え方はありません。
団体戦は、個人戦の数字を足すだけの競技です。打ち方も回り方も、ふだんと同じです。

団体戦と個人戦のちがい
グラウンド・ゴルフは、もともと一人で打数を競う競技です。公益社団法人香川県グラウンド・ゴルフ協会は「基本的に個人プレーのスポーツで、個人のスコアで競う」と説明しています。
そのうえで、同じ協会は「団体を作り、その合計で競う大会もあります」とも書いています。団体戦は、この形です。
つまり団体戦は、個人戦の上に乗せる仕組みです。打つルールは何も変わりません。
変わるのは3つだけ
- 参加の単位が、人からチームに変わります。
- 表彰が、チームごとに増えます。個人表彰と両方やってもかまいません。
- 集計の手間が、ひと手間増えます。足し算が1回入ります。
回る順番や打つ順番は変わりません。公式ルールでは、ボールは「きめられた打順にしたがってスタートマットから打ち始め」ます。
基本の決まりごとはグラウンドゴルフの基本ルールにまとめています。
チームの分け方|人数をそろえるのが先
先に決めるのは人数です。何人のチームにするかを、最初に決めます。
公式のルールに「1チームは何人」という決まりはありません。主催する人が決めます。
公開されている例を1つ挙げます。横浜市港北区の区の大会では、団体戦は「1チーム6名」と案内されています。
人数の決め方の目安
集まった人数を、チームの数で割ります。割り切れる数を選ぶと、あとが楽です。
- 24人なら、6人×4チーム、または4人×6チームです。
- 30人なら、5人×6チーム、または6人×5チームです。
- 20人なら、5人×4チーム、または4人×5チームです。
人数がそろわないと、合計打数を比べられません。4人のチームと6人のチームでは、6人のチームが不利になります。
人数が割り切れないとき
方法は2つあります。どちらにするかを、始める前に紙に書いておきます。
1つめは、助っ人を入れる方法です。幹事や見学の方が1人入って、人数をそろえます。
2つめは、上位何名かの合計で競う方法です。たとえば5人チームで「上位4名の合計」とすれば、6人チームでも4人分で比べられます。
ただし、2つめは主催する人が決める独自の方法です。協会が示しているのは「チーム全員の合計打数」です。独自の方法にするなら、案内の紙に必ず書きます。
強い人をどう分けるか
愛好会には、上手な方と始めたばかりの方が混ざります。同じチームに上手な方が集まると、勝負になりません。
ふだんの平均打数の順に、1番の人をAチーム、2番の人をBチーム、と割りふります。最後まで行ったら、折り返して逆の順に戻ります。これで力が散らばります。
平均打数の目安はグラウンドゴルフの平均スコアの目安をご覧ください。

チームと「組」は別で考えます
チームは、合計打数を足す単位です。組は、一緒に回る単位です。この2つは同じでなくてよいのです。
香川県グラウンド・ゴルフ協会は「組」を「一緒にプレーするプレーヤーの単位」と説明しています。
チームをばらして組を作ると、親睦になります。同じチームの人が別の組で回ってもかまいません。打数を集めるときに、チームごとに足せばよいだけです。
組の人数の決め方は1組の人数と組分けにまとめています。
団体戦の開き方|当日までの7つの手順
順番に並べます。上から下へ進めてください。
- 人数を数えます。何人来るかを確かめます。欠席が出る前提で、少し幅をみます。
- チームの人数を決めます。割り切れる数にします。4人から6人がまとまりやすいところです。
- 合計の出し方を決めます。全員の合計か、上位何名かの合計かを決めます。
- ラウンド数を決めます。標準コースは8ホールです。半日なら2ラウンド(16ホール)が目安です。
- チーム分けを紙にします。チーム名、メンバー、回る組を書きます。前日までに配ります。
- スコアカードを用意します。日本グラウンド・ゴルフ協会の各種ダウンロードで標準のスコアカードが公開されています。
- 集計表を用意します。チームの数だけ行がある紙を1枚作ります。作り方は後で説明します。
標準コースについては、公式ルールに「標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する」とあります。
用具は、公式ルールで「クラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットは定められたものを使用しなければならない」とされています。借りたものを使うときも、ここは同じです。
合計打数の出し方|トマリの3打引きは一人ずつ先に引きます
順番がだいじです。引き算を先、足し算を後にします。
- 一人ずつ、ホールごとの打数を足します。これが実打数です。
- 一人ずつ、トマリ(ホールインワン)の数に3をかけて引きます。これが個人の合計打数です。
- チームごとに、メンバーの合計打数を足します。これがチームの合計打数です。
公式ルールには「打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、実打数から1回につき3打差し引いて計算する」と定められています。
引き算を一人ずつやるのは、二重に引くのを防ぐためです。チームの合計から後でまとめて引くと、数え間違いが起きます。
打数の数え方そのものはグラウンドゴルフのスコアのつけ方に、トマリのことはホールインワン(トマリ)にまとめています。この記事ではくり返しません。
同打数のときの順位の決め方
チームの合計打数が同じになることは、よくあります。決め方は協会が示しています。
日本グラウンド・ゴルフ協会の「団体ゲームの順位」はこうです。
- チーム全員の合計打数の少ないチームを上位とします。
- 同じ場合は、チームの最少合計打数プレーヤーを比較し、少ないプレーヤーがいるチームを上位とします。
- これも同じ場合は、次の最少合計打数プレーヤーを比較します。以下同じ方法によります。
- 全員がまったく同じ場合は、主催者が事前に取り決めておいた方法によります。
2番目の段を、言いかえます。各チームの「一番打数が少なかった人」の数字を並べて比べる、ということです。
たとえばAチームとBチームが同じ合計打数だったとします。Aの最少は28打、Bの最少は26打なら、Bが上位です。
それも同じなら、2番目に少ない人を比べます。これを全員分くり返します。

個人の順位は決め方がちがいます
同じ協会の「個人ゲームの順位」はこうです。「合計打数の少ないプレーヤーを上位とします。同じ場合は、最少打数の多いプレーヤーを上位とします」。
個人は「少ない打数のホールがいくつあったか」で比べます。団体は「チームの中で一番少なかった人の数字」で比べます。混ぜないようにします。
香川県グラウンド・ゴルフ協会は、個人の比べ方をこう書いています。「合計打数が少ない順、同じ場合はホールインワンの回数が多い順、以降2打・・・が多い順となります」。
最後まで同じだったとき
協会は「主催者が事前に取り決めておいた方法によります」としています。事前に決めておくことがだいじです。
親睦会なら、同順位のままにするのが一番もめません。賞品を分ける形にしておきます。
決め方を1つ選ぶなら、案内の紙に先に書きます。あとから決めると、納得されません。
集計表の作り方|1枚で足りる形にします
紙は1枚で足ります。横にチーム、縦にメンバーを並べるより、下の形が書きやすいところです。
下は4人チームの見本です。数字は書き方を示すための例です。
| チーム | メンバー | 1R実打数 | 2R実打数 | トマリ | 個人の合計打数 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 1人目 | 32 | 30 | 1回 | 59 |
| 2人目 | 35 | 33 | 0回 | 68 | |
| 3人目 | 29 | 31 | 2回 | 54 | |
| 4人目 | 38 | 36 | 0回 | 74 | |
| チーム合計 | 134 | 130 | 3回 | 255 |
見方を補います。3人目は実打数60打で、トマリ2回なので6打引いて54打です。チーム合計は4人の合計打数を足した255打です。
一番右の列の一番下だけを、チームごとに書き写します。それが順位の並べ替えに使う数字です。
紙に先に書いておく4つのこと
- チームの人数と、合計の出し方(全員か、上位何名か)。
- ラウンド数と、何ホール回るか。
- 同打数のときの決め方。
- 打数を書き間違えたときの直し方(二重線を引いて書き直す、など)。
この4つを書いた紙を、受付で配ります。あとから説明するより、早く終わります。
集計は2人でやります
足し算を1人で抱えると、終わりが遅くなります。1人が読み上げ、1人が書く形にします。
最後に、もう1人が電卓でチーム合計だけを確かめます。確かめるのは合計の列だけでよいのです。
よくある失敗と直し方
失敗1:チームの人数がそろっていなかった
4人と6人を同じ合計打数で比べると、4人のチームが有利になります。人数をそろえるか、「上位何名の合計」に変えます。どちらも始める前に決めます。
失敗2:トマリの3打引きを二重に引いた
一人ずつ引いたあと、チーム合計からもう一度引いてしまう間違いです。引き算は一人ずつ1回だけです。集計表のトマリの列は、確認用として残します。
失敗3:トマリの3打引きを忘れた
実打数のまま足してしまう間違いです。集計表に「トマリ」の列を作ると、忘れにくくなります。0回のときも「0回」と書いてもらいます。
失敗4:同打数の決め方を決めていなかった
協会は、最後まで同じときは主催者が事前に取り決めた方法によるとしています。当日に決めると、もめることがあります。案内の紙に先に書きます。
失敗5:個人と団体の決め方を混ぜた
個人は「最少打数の多い人」が上位、団体は「チームの最少合計打数の人」で比べます。別のやり方です。集計の紙に、両方の決め方を書き分けます。
失敗6:スコアカードが回収できなかった
一人分でも足りないと、チームの合計が出ません。ホールを回り終えた組から、その場で集めます。チームごとにクリップでまとめます。
失敗7:表彰の時間が足りなかった
集計に時間がかかると、解散が遅れます。表彰の時刻を先に決め、そこから逆に集計の開始時刻を決めます。
当日の体の備え
外で何時間か過ごします。打つ前に、肩・腰・手首をゆっくり回します。
のどがかわく前に水分を取ります。つらいと感じた方は、途中で休んでかまいません。
団体戦では「自分が抜けるとチームに迷惑」と考える方がいます。幹事から、交代できることを先に伝えておきます。
暑い季節・寒い季節の備えは暑い季節の水分と休憩にまとめています。
まとめ
- 団体戦の順位は、チーム全員の合計打数の少ない順です(日本グラウンド・ゴルフ協会)。
- 公式のルールに「1チームは何人」という決まりはありません。主催する人が決めます。
- チームの人数はそろえます。そろわないときは「上位何名の合計」に変えます。
- トマリの3打引きは、一人ずつ先に引きます。そのあとチームごとに足します。
- 同打数のときは、チームの最少合計打数の人を比べます。次に2番目の人を比べます。
- 全員まったく同じときは、主催者が事前に取り決めた方法によります。先に紙に書きます。
- チームと組は別で考えてよいのです。ばらして回ると親睦になります。
よくある質問
グラウンドゴルフの団体戦は、1チーム何人が決まりですか
公式のルールには人数の決まりがありません。主催する人が決めます。公開されている例では、横浜市港北区の区の大会が「1チーム6名」と案内しています。愛好会なら、集まった人数で割り切れる数にすると楽です。
チームの人数が合わないときは、どうすればよいですか
2つの方法があります。助っ人を入れて人数をそろえるか、「上位何名の合計」で競う形にするかです。後者は主催する人が決める独自の方法ですから、案内の紙に書いておきます。協会が示しているのは「チーム全員の合計打数」です。
同じチームの人と、一緒に回らなくてもよいのですか
かまいません。チームは合計打数を足す単位で、組は一緒に回る単位です。別々でよいのです。打ち終わったあとに、チームごとに打数を足します。ばらして回ると、ふだん話さない方と話せます。
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出典
- 公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会「よくある質問と答え」https://www.groundgolf.or.jp/about/faq/(団体ゲームの順位=ゲーム終了後、チーム全員の合計打数の少ないチームを上位/同じ場合はチームの最少合計打数プレーヤーを比較し、少ないプレーヤーがいるチームを上位/これも同じ場合は次の最少合計打数プレーヤーを比較、以下同じ方法/全員がまったく同じ場合は主催者が事前に取り決めておいた方法による。個人ゲームの順位=合計打数の少ないプレーヤーを上位/同じ場合は最少打数の多いプレーヤーを上位、以下同じ方法/それでもまったく同じ場合は主催者が事前に取り決めておいた方法による。標準スコアカードはダウンロードページで公開)
- 同協会「グラウンド・ゴルフのルール」https://www.groundgolf.or.jp/about/ground-golf-rules/(第4条=所定のボールをきめられた打順にしたがってスタートマットから打ち始める/第5条=クラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットは定められたものを使用しなければならない/第14条=打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、実打数から1回につき3打差し引いて計算する/第16条=標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する)
- 同協会「各種ダウンロード」https://www.groundgolf.or.jp/downloads/index.html(スコアカード・無料配布リーフレット・各種イラストなどを公開)
- 同協会「各種申込・お問い合わせ」https://www.groundgolf.or.jp/applications/contact/index.html(ルールに関する質問、お近くの協会・クラブの紹介は各都道府県協会へ連絡)
- 公益社団法人香川県グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフについて」https://gg-kagawa.jp/aboutgg/(基本的に個人プレーのスポーツで、個人のスコアで競う/団体を作り、その合計で競う大会もある/1組=一緒にプレーするプレーヤーの単位/1組の人数・コース数・ゲーム数等を工夫することで何名でもプレーできる/合計打数が少ない順、同じ場合はホールインワンの回数が多い順、以降2打…が多い順)
- 横浜市港北区「第39回港北区グラウンドゴルフ大会」https://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/kurashi/kyodo_manabi/manabi/sports/kouhokugroundgolf.html(主催=港北区スポーツ推進委員連絡協議会/団体戦は1チーム6名/地区表彰は地区代表チーム2チームのスコアを合計して少ない順に順位を決定)
この記事は、ぐらごるナビ編集部がまとめました。ぐらごるナビは、日本グラウンド・ゴルフ協会の公式サイトではありません。グラウンド・ゴルフを楽しむ方へ向けた、非公式の情報サイトです。
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